水俣病事件、地球環境、NGO

2009/09/14

「怨」に込められた人々の思い

相思社からの案内メール転載。

皆様

明日9月15日(火)のNHK教育「知る楽『歴史は眠らない』」に水俣病歴史考証館が登場します。

「歴史は眠らない」は「漢字」について取り上げるシリーズです。

・・・漢字と水俣病にどんな関係が?

第3回のテーマは「常用漢字への軌道」、
取り上げる漢字は「怨」、
そう、「怨」と言えば水俣病患者運動の象徴です。

漢字学者の円満字二郎さんと相思社職員の永野三智が、蒸し風呂のような考証館で長時間のロケ(!)。
患者の浜元二徳さんが語る怨の旗のお話も収録されています。

「漢字」という新しい切り口で、水俣病を再発見してみませんか?

■ 放送予定 ■

知る楽・歴史は眠らない 第3回・常用漢字への軌道
NHK教育
9月15日(火)10時25分~10時50分

再放送:翌週火曜日5時35分~6:00

■ NHK教育「知る楽」ホームページ
 http://www.nhk.or.jp/shiruraku/index.html

■ 番組説明(同ホームページより)

日本が高度経済成長をおう歌していた1970年。漢字の世界を揺るがす、ある象徴的な事件が起きる。水俣病患者や遺族が“怨(えん)”の一字が染め抜かれた黒いのぼりを掲げて、チッソの株主総会に乗り込んだの。“怨”は当時の当用漢字表に含まれておらず、使用が制限されていた漢字だった。しかし、新聞の見出しや記事に頻繁に使われ、強烈なインパクトとともに日本中に流布された。その背景には、もはや当用漢字にとらわれない自由な表現を求める人々の増大があった。「怨」に込められた人々の思いを通して、高度成長期を経
日本人の意識の転換期を見つめる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/03/14

与党「救済法案」に対する緊急声明への賛同を

財団法人水俣病センター相思社からのメール案内転載

皆様

先日配信させていただいた与党の「水俣病被害者の救済及び水俣病問題の
最終解決に関する特別措置法案」について、多くの方から感想をいただき
ました。
http://www.soshisha.org/kanja/2009kyuusai_houan.html

これにつきまして、水俣病患者の緒方正人さんから緊急要請を
いただきましたので、配信させていただきます。

緒方正人さんは、この「水俣病救済法案」を見過ごすことはできない、
抗議の意志を表明したい、同じ思いの方が多数いると思うので、
多くの方に呼びかけて、賛同いただける方の名前を列記したい、との旨を
伝えてこられました。

以下の声明文案は緒方正人氏の作成によるものです。
声明の趣旨に賛同いただける方は、
「”緊急”共同声明に賛同する」旨と、氏名(肩書き※)を記して
ご返信ください。

締め切りは3月19日の午後3時です。
声明発表は3月20日です。その際に名簿を掲載させていただきます。

※肩書きはご自身の判断でかまいません。

----------------------------------
"緊急"共同声明(緒方正人文案)

 今般、政府与党の水俣病問題プロジェクトチーム(与党
PT)は、未認定患者救済策と称して、「チッソ分社化と
三年後の水俣病発生地域の指定解除を主たる内容とする特
別措置法案」なるものを今国会に提出すると発表した。
 しかしそれは、一見患者救済と言う美名体裁をとってい
るが、その正体はいよいよ加害者たちによる水俣病事件の
幕引きを画策するものであると断じなければならない。
 そもそも、原因企業チッソの本社と収益事業子会社を切
り離す「分社化」とは、加害責任から逃亡する為に本社を
替え玉として清算事業団化し、後日これをも解体するとい
うものである。その一方、切り離した事業会社グループは、
生き残って企業活動によって利潤追求を続けるからくりで
ある。
 これは、明らかに公然たる「偽装倒産計画」であると糾
弾しなければならない。さらに、このような邪悪な意図に
よる「指定地域の解除」は、今日なお続く水俣病事件の被
害実態に照らし断じて許される事ではない。
 折しも、今から三十六年前の昭和四十八年の本日三月二
十日は水俣病患者、家族による第一次訴訟の判決が下りた
忘れられない記念の日である。
 この時、熊本地方裁判所は、原告の多年に渡る計り知れ
ない病苦と苦難に満ちた尊厳からの訴えに応え、原告の全
面勝訴とした。
 一方、被告のチッソに対しては、責任逃れの主張をこと
ごとく退け、昭和三十四年の見舞金契約については、「公
序良俗に反する」と指弾し、その企業体質と罪悪性を厳し
く批判し、判決は確定したのである。
 今回、またしても公序良俗に反する分社化と地域指定解
除を、こともあろうか立法化する策動は、チッソと政府与
党、さらに環境省をはじめ国、熊本県が一体となって水俣
病封じ込めを目論むものである。
 私達は、水俣病事件の加害者らのこのような横暴かつ不
当な真実の歪曲に断固として抗議し、撤回を要求するもの
である。

右、声明する。

平成二十一年三月二十日  連名者一同


-------------------------

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/01/26

久しぶりの水俣行き

久しぶりの水俣行き
久しぶりの水俣行き
久しぶりの水俣行き
袋地区から不知火海をのぞむ。帰りに道の駅たのうらでエビ玉丼でランチした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/01/25

NHK「その時歴史が動いた」第349回 1/28放映は必見

チッソ付属病院の院長だった故・細川一氏の言動は、公害病の原因企業の中にあって数少ないプロフェッショナルだったといえるだろう。

わが会社に非あり 〜水俣病と向き合った医師の葛藤(かっとう)〜
放送日/平成21年1月28日(水)22:00〜22:43 総合
スタジオゲスト/有馬澄雄(水俣病研究会)
番組内容/
工場排水が原因で発生した病、水俣病。患者が企業を訴えた裁判の決め手は、内部事情を知る企業の付属病院医師・細川一の証言だった。高度経済成長の時代、企業の利潤と日本の経済発展の陰で苦しみ続けた水俣病患者。細川は企業と患者の間で悩んだ末に、患者側の証人として証言することを決意。細川の残した言葉や関係者の証言、裁判記録などから、企業人、医師、そして一人の人間としての葛藤(かっとう)と決断の軌跡をたどる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/09/29

水俣病訴訟を支える会発足

 1948年から1960年生まれの水俣病被害者9人が昨年10月に国・熊本県・チッソを相手取り損害賠償請求訴訟を起こした。本日、この訴訟を支えるための組織結成の呼びかけ集会が開かれた。
 水俣病が公式確認されたのが52年前の1956年。政府が公害認定ししたのが40年前の1968年。この間、食品衛生法が適用されず被害の拡大が防止されなかったし、チッソが排水路を変更し不知火海全域に被害が拡大された。また、2004年の関西訴訟最高裁判決のように何度も国・県の責任が認められながら、当の悪党どもは今もって被害を顕在化させないことに腐心している。今回、声を上げた人たちは、まさに生まれながらにして放置されてきた。
 いうなれば、水俣病事件とは食中毒事件である。疑わしい原因が確認できた段階で必要な手立てを講じておれば、ここまで多くの被害と救済に長い年月を強いられることはなかった。
 今、食の安全が大きな問題になっているように、何の罪もない人がある日突然被害者になってしまうのである。倫理観のない加害者、そしてその暴走を止められない行政。今の中国を嗤う資格が過去の日本にも現在の日本にもあるといえるだろうか。
200809292045001
200809292045000

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/09/20

胎児性患者世代の水俣病訴訟支援集会

第二世代訴訟 第4回口頭弁論 9月29日(月)16:30 熊本地裁 16時から裁判所前で門前集会

水俣病訴訟支援集会 9月29日(月)18:30 くまもと県民交流会パレア9階第1会議室

http://sosyousasaeru.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-7106.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/08/21

関さんの森のことがTV放送された

8月21日、テレビ朝日の「ワイグスクランブル」で、『関さんの森』のことが放送されたので、見た。無理やり公平を取り繕おうとするコメンテーターの発言は苦笑ものだったが、映像は正直に松戸市の頑迷ぶりを伝えていたと思う。
それにしても役人という輩は、手続き・手順さえ踏んでいれば、それで自分たちはすべて正しいという思考しかできないのだろうか? 他のプランや結果ということについて考えようとしていないのが、不思議だ。しかし、本質を見失うこと、公金を非効率に使うことに長けた、こういう自家撞着の連中はどこの自治体にもいる気がする。

http://homepage3.nifty.com/matsudo/seki/seki.top.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/08/18

千葉県松戸市の「関さんの森」を守れ

水俣病センター相思社からのメルマガ転載

(中略)
こんなさなか、東京・葛飾区に隣接する千葉の松戸市で、住宅地の中最後に残された貴重な森を、道路建設(市道)のために取り上げる「土地収用法」の手続きが開始されたという知らせに、さらに吃驚仰天しています。
(中略)
関係者の方々がメールで抗議を呼びかけていらっしゃいますので、転送させていただきます。ご協力お願いします。

※よろしければこちらもご覧ください。
「関さんの森を育む会」

地権者の関さんご姉妹が市に出された抗議文です(以下転載)
---------------------------
 2008年7月25日に松戸市は都市計画道路予定地の「強制収用の手続きに入った」との会見をおこない、そのことが7月26日の朝刊各紙に掲載されました。
 地権者である私ども(関 美智子・啓子)は、道路開通を断固拒否しているわけでなく、環境への悪影響を最小限にした道路づくりを、市民と行政とが知恵を出し合うことによって実現する過程にあると認識していました。市との対話を継続して、妥協点をさぐっている段階で、市側がこれを一方的に打ち切って、強制収用の手続きに入ったことに驚き、残念でなりません。
 私たちの父は、屋敷林を、自然体験の機会の減少した子どもたちのために開放し、さらに、子どもとおとなの運動場を市に提供してきました。私たちは、その父の気持ちを引き継ぎ、庭も梅林も、子どもたちの教育のために、加えて、高齢者や障がい者のケアの場として、おとなの生涯学習と憩いのために開放してきました。父のころから一貫した松戸市への協力に対する松戸市側の対応が、公共的な利用に供されているゾーンの強制収用であ
ることは、まことに悲しく残念に思います。
 多様な緑地がひと塊りになり豊かな生態系が維持され、子どもとおとなの学習と健康に役立つ公共的な場が、作り出されています。そこには歴史的、文化的遺産も蓄積されています。一方的に話し合いを断つことなく、この環境への悪影響をできるだけ少なくした道路づくり、すなわち、環境との調和を実現する21世紀型の創造的な、歴史に新たな一歩を刻むような道路づくりに向けた話し合いを継続していただきたく願っております。どうぞ
よろしくご検討のほどお願い申し上げます。
---------------------------

抗議の宛先です(以下転載)
---------------------------
7月21日の「関さんの森エコミュージアム設立記念シンポジウム」では、520名の参加者を得て成功裏に終わりました。お世話になりました。
ところが、7月25日、松戸市は都市計画道路予定地の「強制収用の手続きに入った」との会見をおこない、7月26日の朝刊にこのことが新聞各紙に掲載されました。
ついては、お願いです。まずは、下記に抗議の手紙・FAX・メール等をお願いしたいのです。

松戸市長 川井敏久様
郵便番号 271-8588 松戸市根本387-5 松戸市役所
FAX 047-366-2301 メール mcmayor@city.matsudo.chiba.jp

松戸市都市整備本部建設担当部道づくり課様
郵便番号 271-8588 松戸市根本387-5 松戸市役所
電話番号 047-366-1111(代表) FAX  047-363-3200(代表)
メール info@city.matsudo.chiba.jp(代表)
道づくり課への直通電話等もあります。
電話 047-366-7373 メール mcmichidukuri@city.matsudo.chiba.jp

内容はオマカセですが、関さんの森の価値に触れ、強制収用ではなく、話し合いによる解決を求めるような主旨でお願いできたらと思います。
道路については、議会のほとんどが道路開通賛成ですし、市民の中にも開通を望んでいる声があるのも事実です。
こちらは、道路開通を断固拒否しているわけでなく、環境への影響を最小限にして通すことを認めています。
現在、市との対話を継続して、妥協点をさぐっている段階で、市側はこれを一方的に打ち切って、強制収用の手続きに入ったわけです。
短い文章でけっこうです。ぜひぜひ、お願いします。

なお、朝日新聞の記事には、収用法の対象になったのは、「関さんの森」隣地とあります。
たしかに、当初寄付した屋敷林1.1haの部分は、道路は通りませんが、道路予定地は環境学習・自然体験等で活用されている地域で、むしろ屋敷林部分よりも最近は利用価値が高くなっています。このことから、私たちはこの部分を含めた全体を「関さんの森エコミュージアム」として位置づけています。ここの部分に道路が貫通しますと、この地域の生態系や環境はもちろん、学習・体験等で大きなダメージを受けるため、私たちは地下案や迂
回案を提案しているところです。
道路問題に関するパンフレットも作りましたので、以下のリンクをご参照ください。
http://homepage3.nifty.com/matsudo/seki/ecomuse1.html
http://homepage3.nifty.com/matsudo/seki/ecomuse2.html
http://homepage3.nifty.com/matsudo/seki/ecomuse3.html
以上、暑い日が続く中、お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いします。

水俣ではここ数年産廃場問題で揺れ、ようやく鎮まったところで、千葉・松戸で森を壊そうという動きがあるのだとういう。しかも、永年市に貢献してきた市民に市が仇で返すというのだから、つくづく始末が悪い。
ところで地権者の関啓子さんは、一橋大学の教授で地球市民論が専門とされている方だが、個人的な縁もある。四半世紀以上も昔の学生時代の話だが、当時非常勤講師であった先生のロシア語の授業を受けていた。のんびりとした第三外国語のクラスで学生は10人足らず。教室を出て喫茶店で授業を行ったり、前期と後期の2回、みんなでロシア料理の店へ行った思い出がある。
http://www.soc.hit-u.ac.jp/faculty/seki_k.html
http://www.soc.hit-u.ac.jp/~kseki/
そういうご縁もあるので、森のことでは少しでも力になりたい。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/08/07

どっちもどうかしている

中国国内でもギョーザ中毒が発生していたという、回収製品の再流通というズサンさ、そのことが日本政府にも伝えられていたにもかかわらず、発表が1ヵ月以上も経ってという変な配慮というか秘密主義。どちらの国民もないがしろにされている。水俣病事件も元はと言えば大規模な食品中毒事件。疑わしい原因を絶たずに放置したことが、取り返しのつかない被害につながった。それと変わらない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/07/05

神遊びに近い労働の妙味とは

作家・石牟礼道子氏による映画監督・土本典昭氏を悼む文章(朝日新聞2008/7/2)の中にあった「神遊び」という表現に魅かれた。おおらかで至福を感じる働き方ともいうべきものだろうか。何しろ現在では、それが何ものだったのかさえ、思い出せないものではないだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/06/26

12年前の汐留で

ニュースが流れて2日経ったが、やはり触れておきたい。今は日テレなどがそびえたつ汐留の品川操車場跡地で12年前に開かれた「水俣・東京展」。展示会場を後にして品川駅の汐留口へ向かう道すがら、逆に会場へ向かう土本典昭氏とすれ違った覚えがある。忘れてはならない史実を頑なに掘り起こす丹念な仕事を今どれほどの記録者が続けられるだろう。

熊本日日新聞 2008年6月24日 14:38
記録映画作家の土本典昭さん死去
 記録映画「水俣―患者さんとその世界」などで知られる記録映画作家の土本典昭(つちもと・のりあき)さんが二十四日午前二時四十七分、肺がんのため千葉県南房総市の病院で死去した。七十九歳。(中略)
 岐阜県生まれ。岩波映画助監督を経てフリーに。「水俣の子は生きている」(一九六五年)を皮切りに、「医学としての水俣病―三部作」「不知火海」など、水俣病関連の連作を発表した。
 七一年の監督作品「水俣―患者さんとその世界」は第一回世界環境映画祭グランプリを受賞。九六年に開かれた「水俣・東京展」では、水俣を約一年がかりで歩いて撮影した水俣病患者五百人の遺影を展示。無言の遺影が、水俣病問題の重大さを観衆に問い掛けた。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/06/23

水俣の産廃処分場計画が中止に

もともとその地域が強いられてきた歴史に目を向ければ、計画すること自体、ビジネスセンスがない。こういう歴史に鈍感なトンデモ企業や経営者がいるものである。
以下、水俣病センター相思社からのメルマガより。

東亜道路が正式に産廃処分場計画の中止を正式に発表しました。
東亜道路ホームページに「水俣市の産業廃棄物処分場の事業の中止に関するお知らせ」として掲載されています。
http://www.toadoro.co.jp/index.cgi?fn=news&id=137

産廃計画が持ち上がって5年、皆様のご支援ご協力があって、ついに産廃計画を撤退に追い込むことができました。ついにという感じもしますし、あっという間でもありました。

本当にたくさんの方に助けらて、一緒に勝ち取った勝利です。この勝利を、水俣の新たなまちづくりの第一歩としたいですし、少しでも皆様への恩返しになるよう、この経験を伝え、今も闘いを続けていらっしゃる皆様と、経験を共有していきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/05/16

なんとも不届き 事実なら厳罰を

きょうは朝から腹立たしいニュースに接した。事実であれば、患者を冒涜する行為。もっとも症状のある人を患者と扱わない「新保健手帳」の存在にも問題があるが。

熊本日日新聞2008年5月16日 水俣病「新保健手帳」不正入手の疑い    水俣病総合対策医療事業で、県に虚偽申請して不正に「新保健手帳」の交付を受けたとして、県警組織犯罪対策課と水俣署などは十五日、詐欺の疑いで、球磨郡あさぎり町深田西、自称解体業Y(67)、同郡錦町西、飲食店経営S(53)の両容疑者を逮捕した。水俣病の救済制度をめぐり詐欺などで摘発されるのは初めて。  調べでは、Y、S両容疑者は共謀。二〇〇五年十月下旬、Y容疑者名義で、実際は居住したことがないのに「芦北郡津奈木町で約十年間暮らし、漁業に従事していた」と虚偽内容で県に申請。同年十二月に交付を受け、手帳をだまし取った疑い。  Y容疑者は容疑を否認しているという。  県警は昨年九月、「Y容疑者が手帳を不正に入手した」との情報を得て内偵を開始。Y容疑者は逮捕数日前に突然、自分の手帳を県に返還してきたという。  関係者によると、二人は友人同士。S容疑者は津奈木町出身で申請手続きに詳しく、Y容疑者の申請を手伝ったとみられる。  新保健手帳は、国と県の責任を認めた水俣病関西訴訟最高裁判決を受け、〇五年十月から申請を受け付けている。県内では約一万三千七百人に交付され、医療費の自己負担分などが国、県から支給される。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/02/28

100年インタビュー、訃報

きょうは熊本学園大学で開かれた学内合同会社説明会に参加。開会のあいさつで学長が大学の設備や学生の質について盛んにPRしていたけど、今夜のこの番組のことを自慢してほしかった。

NHK BShi 「100年インタビュー」 2月28日(木) 午後8:00~9:30 原田正純
21世紀の今、時代を作り上げる人々の声に耳を傾け、彼らの思いと夢に迫る「100年インタビュー」。100年後の視聴者の心にも届く珠玉のことばを語ってもらう。今回のゲストは、水俣病研究の世界的な権威で熊本学園大学教授の原田正純さん。73歳。熊本大学医学部時代から当時奇病と恐れられた水俣病の患者と向き合い、常に弱者の立場から研究・提言をする医師として地元・患者団体からも信頼されている。有機水銀中毒だけでなくヒ素・一酸化炭素・ダイオキシン汚染などアジア・南米・北米などの現場にも各国から招かれ調査研究に当たっている。1999年からは熊本学園大学で全国初めて水俣学講座を開設、日本の公害の原点となった『水俣病』と患者の実態その時代背景・社会構造などについて若い世代に正確に伝えることに情熱を燃やし続けている。この番組は、アナウンサーとゲストとの真剣勝負。アナウンサー坪倉善彦は、90分かけ、どこまで原田さんに迫ることができるのか。スタジオに設置される200インチの大型プロジェクターやハイテク・クレーンを活用した映像も見どころ。

もうひとつは、残念なニュース。ちょうど学園大へ出かける間際のメールで知った。

水俣病センター相思社 メールマガジン 追悼 杉本栄子さん
 杉本栄子さんが、2008年2月28日午前0時24分逝去されました。
 杉本栄子さんは、昨年夏、ガンが再発して耐え難い痛みに見舞われました。栄子さんならどんな困難も乗り越えられるに違いないと信じていました。果たして、その秋には、栄子さんは水俣駅前のいつもの朝市に立っていました。
 1月14日に開催された熊本県公聴会では、「最初、処分場のことを聞いて眠れなかった。私たちには逃げるところも隠れるところも、この家以外にはない」と、不退転の決意を示されました。そして公述の最後を「命のある今、みなさんに分かっていただきたい、やりきれない思い出一杯だ」と締められました。その時、この言葉を、私は栄子さんの遺言のように受け止めてしまいました。そしてすぐに自分は何を考えているんだ、栄子さんはきっと奇跡のように甦って、すべては笑い話となる、なって欲しいと思いました。
 どれほど多くの人が、栄子さんの話を聞いて元気になり、生きる力を授かったか。大げさな表現ではなく計り知れません。
 栄子さんは多くの言葉を残してくれました。「やっぱ悔しさとかいじめられたこつも、言わんばならんこつもあっとやもんなー。市民の人たちや全国の人たちが、私たちの話しば聞いたっちゃ、私たちの話が分かってもらえるのは苦労した人、壁にぶち当たっている人たちやもんな。そん人たちは『アーこげんした生き方もあっとかいな』と、理解せられるばってんな。何を求めてここまで私たちに会いに来てくれらっとか。帰ってから、どげん使おうっちしとらっとやろかっち。じゃばってん、聞きにくる人はですね、聞きにくる人は求めて来とらっとですから、聞かっとですよ」。私たちはこれからは生きた栄子さんの言葉を聞くことはできませんが、遺されたその言葉を自分自身に活かしていくことが、栄子さんが私たちに残した課題だと思います。
 悲しんでいる私たち見て、栄子さんならきっとこう言うでしょう。「なん泣きよっとかね。誰でん死ぬたい。私は悔いはなか。もっと景気よく送ってくれんな」と。
すぎもと えいこ 1939年生まれ
茂道の網元の一人娘として、3歳の頃から父進さんから漁を教えられる。
1959年夏、母トシさんがNHKニュースでマンガン病と報道され入院し、以来15年間村の中でいじめられ孤立させられる。
同年12月雄さんと結婚し、5人の男の子を授かる。
69年6月水俣病第一次訴訟原告団に加わる。
同年7月、父進さん水俣病で他界。
70年頃には、夫婦で入退院を繰り返す。
74年茂道の自宅に、栄子食堂を開店。この年水俣病に認定。
80年頃から3年間の入院生活。
92年から家族総出で不知火海のイリコ漁に出る。
95年から、水俣市立水俣病資料館で語り部として話す。
08年2月28日 死去

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/01/14

季刊誌『道標』

 きのう島田美術館をずいぶん久しぶりに訪れた。2年ほど休館していたのが昨年秋に再オープンしたのだが、無粋な道路に正面を侵食され、本館と蔵を除きずいぶんと趣が変わった気がした。訪問理由はギャラリーでは開かれていた板井栄雄展。作家の年齢に似合わない思いっきりのいい作品に満足した。
 ひとつ収穫だったのは、出品作家も会員として参加している人間学研究会という存在と、その会が出している季刊誌『道標』に出会えたこと。展示されている12、15~19号の収録内容を見て思わず全号購入してしまった。
 石牟礼道子、谷川道雄、イリイチを取り上げていたり、地元の古書店事情、予備校の世界、中東イスラム、在野の作家など、いろいろなテーマが載っており、刺激が多かった。会員が思い思いのテーマに取り組んで執筆しているので、一部にまったく興味が湧かないものもあったが、こうしてまとまった論考を発表する場があることはいいなと思った。
Itai1

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/06/24

『豊かさと棄民たち 水俣学事始め』

原田正純著の『豊かさと棄民たち 水俣学事始め』(岩波書店 双書「時代のカルテ」)を一気読みした。著者が常々著してきたことがコンパクトにまとまっている良書だと思う。「常々」というのは事実そうだ。著者が言いたいことはいつも変わらない。なぜなら事件は終わっていないからだ。被害を受けた方は一生背負っていく。しかし加害者はどんどん人が代わっていくので当事者意識がどうしても希薄になる。それと、学問とは何のために行うのかということ。被害を受けた者の側に立たなければ姿は見えてこない。
対象は異なるが、沖縄戦における集団自決をさせられた側に立つ人の思いと、軍の関与を直視しようとしないばからか学術的研究に任せると嘯く構図に似ている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/06/07

今年3度目の水俣訪問

今年三度目の水俣訪問
写真は福田農場から眺めた湯の児。環境問題が主要テーマならサミットは水俣で開いたがよい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/05/22

義の人・故本田啓吉氏

昨年4月に故人の葬儀に参列したが、この文集を読んで今さらながら先生の大きさを感じている。
下記は熊本日日新聞より引用。

“義の人”の信念文集に 故本田啓吉氏 (2007年5月3日)
 高校教師の傍ら「水俣病を告発する会」代表として水俣病患者・家族を支援、昨年四月に亡くなった本田啓吉さん=熊本市・当時(81)=の遺稿・追悼文集が完成した。教え子や元同僚、水俣病患者運動の同志ら二百八十人に上るカンパで実現、生前の人柄を浮かび上がらせた。
 「義によって助太刀致す」と言い、多くの市民や若者を水俣病患者支援へ奮い立たせた本田さん。運動を支えながら“生涯一教師”を貫いた信念と人間性が、本人亡き後も周囲を動かした。
 出版は昨年、同志や友人ら十数人が文集刊行会(島田真祐代表)を発足させて企画。関係者にカンパを募るとともに、遺稿編集や遺族への取材、追悼文の募集を始めた。
 最終的に高校の教え子や県教組時代の同僚など八十七人から原稿が寄せられ、文集は全四百六十四ページに上った。
 「遺稿篇」は、「きくなが・りん」の筆名で書いた詩のほか高校の学校間格差問題を取り上げた教育評論など五十編を収載。画一化されたエリート教育を憂う姿勢がにじむ。水俣病をめぐっては、作家石牟礼道子さんとの対談や「告発する会」の機関紙「告発」から主に抜粋した。
 「追悼篇」は、高校教育や水俣病運動に正面から取り組んだ人柄を回想した。「授業は教員の本業」と、東京でのチッソ直接交渉の翌日もとんぼ返りして授業。漢字の読めない生徒のため、手書きの漢字習得ノートを作るなど、「手抜き」を許さない逸話が語られる。
 「いつも謙虚で、明快な口調と振る舞いをされた人。その魅力を一冊の本にしたかった」と島田さん。本田さんの妻陽子さん(76)=熊本市=は当初、刊行を固辞したが、周囲の熱意に動かされ資金を寄付して刊行作業を見守った。「夫の生涯が詰まった本を出版していただき感謝に堪えない。夫は社会の現状に直面しながら『今、自分が何をなすべきか』だけを思って生きていた。元気な時の姿を振り返りながら読んでみたい」と話している。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/04/17

第2世代の水俣病を考える

案内転載。

水俣病事件を検証する 第2世代の水俣病を考える


日時:4月30日(月)午後1時30分~4時

場所:水俣市中央公民館、2F研修室

主催:水俣病互助会・水俣病被害者互助会

講演

1、今水俣病事件を検証する。行政責任を中心にして
      水俣病研究者 宮澤信雄氏

2、水俣病医学の課題・第2世代の水俣病をどう考えるか。
      熊本学園大学教授 原田正純氏

パネル討議:

宮澤、原田両氏の問題提起を踏まえて、今後どのように水俣病問題を取り組むのか?
 被害者・関係者が共に討議します。
 水俣病事件は今年公式確認から51年を迎える。そして、チッソ工場が水俣湾にメチル水銀垂れ流しを始めてから75年の歳月が経過している。水俣病事件は終息に向かうどころか、様々な課題を今新たに突きつけている。5000人を超える新たな申請者、9000人を超える保健手帳受給者、ますます不知火海沿岸住民全体に大きな健康被害をもたらしていることが明白になっている。
 関西訴訟最高裁判決によって行政責任が明確になり、水俣病の病像についても新たな判断が示されたが、環境省、熊本県の対応はまったく無能、不誠実としか言いようが無い。被害の全体像すら把握せず、解決策を見出せるはずも無い。チッソの対応はより悪質である。行政の影に隠れ、一切の対策すら考えない姿勢は加害者としての責任を放棄している事態は深刻である。胎児期、小児期にメチル水銀暴露を受けた世代はここ10年格段に症状の悪化をきたしている。「メチル水銀は微量でも胎児に大きな影響を与える」ことは繰り返し海外の研究者から指摘されてきた。水俣病は高濃度暴露の中で育ってきた子供たちの世代、胎児性兄弟姉妹の世代に大きな影響を与えている。
 公害健康被害補償法による認定、関西訴訟・二次訴訟の勝訴原告、1995年政治和解の医療手帳、保健手帳受給者、と水俣病は被害者の救済制度をめぐって、混乱の極みにある。水俣病医学の誤りとそれを正さず、責任回避を重ねたことがその本質的原因である。水俣病被害の全体像把握の上に新たな考え方が今必要である。
 水俣病75年の事実の上に、今後どうこの問題に取り組んでいくべきか? ともに考えたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/04/11

法治国家なのか、放置国家なのか

川上さん夫妻の水俣病認定訴訟を支える会のホームページがオープンした。なぜ裁判を起こさざるを得なかったのか、事件の歴史を振り返ってみるとよい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/04/10

見過ごせない臨界事故隠し

 今になって明るみになった原発の臨界事故隠し。端的に言えば21年前の4月26日に起きたチェルノブイリ原発事故のような大惨事が日本でも起こりえたという話である。何とも空恐ろしい限りだ。確かにどの電力会社もそのブロックにおいては大企業に違いないのだが、仮に大事故を起こしてしまえば、たぶん責任のとりようがないと思う。裏を返せば、どの道事故の責任はとれないのだから隠してしまえというのは自然の成り行きという感じを受ける。
 今回の事故隠しについて徹底した安全対策をというが、そもそもこれだけ危険なモノを扱わなければ済む話ではないのだろうか。制御できるという考えが驕りではないのだろうか。原発に限らず全体で1万回の不正事例があったということだが、こういう業界に安全対策を任せていいのだろうか、信頼するのはあまりにも甘すぎると思うのだが。
 高木仁三郎氏が生きていたら電力会社へ真っ先に聞きたい疑問だったろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/04/08

水俣で会議

水俣で会議
アドバイザーに名を連ねてはいるが、現地の今の話に傾聴させられることばかりだった。重いが貴重な一日であった。写真は相思社にある猫の墓。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/02/25

水俣セミナー

環境省もどの程度本気なのか、分からないけれども、相思社からの案内を転載する。

水俣病の教訓を次世代に伝えるセミナー ~水俣から何を学び、何を伝えるのか~

昨年5月に、水俣病は公式に確認されてから50年目を迎え、水俣病発生地域においては数々の催しが開催され、報道もされました。
しかしながら、一歩離れた熊本市やその周辺においては、まだ多くの人が水俣病問題について、十分な情報に接し、正しく理解しているとは言えません。
環境省では、水俣病の教訓を次世代に伝えるため、平成15年度からこのセミナーを東京において開催してきましたが、50年を機に改めて、新潟も含めた発生地域の現状と教訓を広く発信し、水俣病に関する偏見・差別を根絶し、公害・環境対策に活かすため、今回は熊本市内で開催致します。
水俣病被害者であり、時代の証言者でもある水俣・新潟の語り部の方々に貴重な体験談をお話しいただきます。
あわせて「水俣から何を学び、何を伝えるのか」をテーマに、水俣病関係団体・環境NPO・教育関係者など、色々な立場の方に出演していただき、語りあっていただきます。
水俣病問題について改めて考え、教訓を学びとるよい機会ですので、ぜひ、ご参加ください。

【日 時】 平成19年3月1日 13:00~17:00 
【会 場】 くまもと県民交流館パレアホール
(熊本市手取本町8番9号 テトリア熊本ビル10階)
http://www.parea.pref.kumamoto.jp/
【対象者】 教育関係者、学生、NPO関係者、一般市民等
【募集人数】300名
【参 加 費】無料
主催:環境省  
協力:熊本県
後援予定:熊本県教育委員会・熊本市教育委員会

●お申込みについて
(財)水と緑の惑星保全機構ホームページ(http://mizumidori.jp/minamata)の参加申し込みフォームもしくは、FAXにてお申し込みください。
参加人数に限りがありますので、希望者多数によりお断りする場合があります。
なお、参加いただける場合には、参加証をご郵送します。定員に達したため参加いただけない場合には、その旨ご連絡申し上げます。

◆プログラム   
13:00~  開会挨拶
13:10~  時代の証言 水俣病語り部講演
15:20~ パネルディスカッション「水俣から何を学び、何を伝えるのか」
17:00~ 閉会

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/02/16

高木基金公開プレゼン、映画「もんしぇん」

相思社からの案内を転載する。

高木基金公開プレゼンテーション
18日に東京で行われる高木仁三郎市民科学基金第6回助成公開プレゼンテーションで、相思社理事が「水俣市の廃棄物最終処分場建設予定地周辺の地質に関する調査研究」についてプレゼンテーションを行います。
日 時 : 2007年2月18日(日)
     9:30開場 10:00開会 18:00頃終了予定
場 所 : 文京区民センター 3-A会議室
     東京都文京区本郷4ー15ー12
     地下鉄丸ノ内線後楽園・都営地下鉄三田線春日駅下車
詳しくは
 http://www.takagifund.org/activity/06kp.html
──────────────────────────────────
映画"もんしぇん"熊本上映のお知らせ
  ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 
  一人の少女が天草の海と出会い、感じた強いインスピレーション。
  それは12年の歳月をかけ、やがて小さな島の大きな願いをはらんで、
  1本の映画になった。
  ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 
 水俣の対岸、御所浦島を舞台にしたシグロの映画"もんしぇん"が、熊本市で明日より上映されます。お近くの方はどうぞお出かけください。
 監督:山本草介 主演:玉井夕海 製作:シグロ・MK
 2007年2月17日(土)より「Denkikan Shochiku」にてロードショー
 Denkikan Shochiku 〒860-0803熊本市新市街8番2号TEL096.352.2121(代)
 http://www.denkikan.com 
 もんしぇんオフィシャルサイトはこちら
 http://www.cine.co.jp/monshen/official/index.php

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/02/07

NHK九州沖縄枠で相思社の活動紹介

NHK熊本で2006年12月23日に放送された番組が、「九州沖縄アンコールアワー」で再放送される。
今の多様な相思社の活動の一部も紹介されている。

2月18日(日)10:05~10:59(総合放送) ひのくにスペシャル 「水俣からの手紙 ―公式確認50年の思い―」

水俣病の公式確認から50年の節目となった昨年、NHK熊本放送局ではメッセージを募集した。募集のお知らせを見て手紙を送って下さった方、私たちNHKの求めに応じて手記を書いていただいた患者の方、中には水俣病報道のありようについて意見をまとめたものもあった。手紙が書かれたいきさつも立場もさまざまで、50年という長さが集まった手紙の中に凝縮されている。番組では手紙をもとに、水俣病の今を見つめた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/02/02

水俣の産廃問題

相思社からの案内を転載する。

水俣の産廃問題で、とうとう環境アセスメント準備書が縦覧になることになりました。縦覧期間は2月21日~3月20日の1ヶ月間です。

環境アセスメントは設置が前提の「アワスメント」とも言われますが、そうは言っても、法的に認められたという意味では、住民が業者に物を申せる数少ない機会です。1通でも多くの意見書をぶつけて、住民の力を見せつけてやりたいと思います。

目標は3万通!最低でも1万通!

意見書はどちらにお住まいの方でも提出できます。
水俣市産廃対策課までお送りいただければ、産廃対策課から業者に提出します。

準備書が縦覧になりましたら、改めて詳細をお知らせ
します。
どうぞ1通でも多くの意見書を、よろしくお願いします。

●水俣市産業廃棄物対策室
http://www.minamatacity.jp/jpn/kankyo_etc/stop_sanpai/stop_sanpai.htm
●漫画・意見書を書こう!
http://spring.mukade.jp/ikensho/ikensho.html


また、準備書に関する集いを下記の通り開催します。

──────────────────────────────────
●環境と産廃問題(高木基金報告会)
──────────────────────────────────
相思社では今年、高木仁三郎市民科学基金の助成を受け「水俣市の廃棄物最終処分場建設予定地周辺の水環境に関する調査研究」のテーマで湯出川・鹿谷川の水質調査や予定地付近の地質を学ぶフィールドワークなどを行いました。
その調査結果から明らかになったことをご報告し、来る準備書縦覧に向け、皆様と意見を交換したいと思います。

お茶とお菓子もあります。どうぞお気軽にご参加ください。

日時:2007年2月12日(月・振り替え休日)
時間:午後 1時~3時
場所:水俣病センター相思社

■日程
13:00 事業報告
13:40 自由討論
15:00 終了予定

【主催】財団法人水俣病センター相思社
電話: 0966-63-5800 FAX : 0966-63-5808

詳細はこちらをご覧ください。
http://www.soshisha.org/topics/sanpai/07_01_12houkokukai.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/01/31

『水俣学講義 第3集』出る

日本評論社から今月、『水俣学講義 第3集』が出た。熊本学園大学での講座の記録集だが、今回の目玉は、元県知事の講義だろう。確か県知事といえどもリーダーシップがとれなかった悔悟が語られているはずだ。議会に役人、いろんな力関係が働くにちがいない。してみると、今話題の宮崎県の行く末は?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/01/30

相思社の年度カレンダーがいい

2007年4月スタートの相思社発行のカレンダーのテーマは、「路傍の神々」。大漁祈願のエビスなどの写真が月替わりで印刷されている。http://8027.teacup.com/answerplus/shop

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/01/27

つなぎ美術館の秀島由己男展にもひかれる

 きのう水俣への行き帰りに気になったのが、つなぎ美術館で開催中の「秀島由己男展 心の記憶」。秀島作品は石牟礼道子氏の著書『苦海浄土』などの表紙装丁を飾った銅版画で有名。いつも骨太の企画展を開催しているので、注目しているが、なかなか鑑賞の機会がなくて残念だ。
 ところで、昨日読んだ『水俣病の50年は』は、いろんな立場の人物が寄稿していて読んで退屈しない本だった。特にこれまで患者と遠い立場の人物の文章は興味深い。一線の持ち場を離れると人の印象はこうも違うのかというのもあった。たとえば、前市長は、胎児性の女性患者が「私の恋は始まりがいつも終わり」と言うのを最初は理解できなかったのが、今はわかるようになったという話。元知事が変装して座り込みテントを訪れ、患者代表者と話をしたというエピソード。元県警本部長が胎児に対する殺人罪立件を行うために考えた法理論など。チッソ労働者だった経験をもつ現市議会議長の思考の変遷も面白かった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/01/26

きょう読んだ本

所用で相思社へ行ってきた。待ち時間があったので、『水俣病の50年』(海鳥社、2006年)や『報道写真集 水俣病50年』(熊本日日新聞社、2006年)を読む。岩波書店の「環境と公害」(2007年1月15日号)も熊本学園大学の国際フォーラムや宇井純氏の追悼特集で読ませた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/11/11

宇井純さん死去

また一人、良識ある方が亡くなった。宇井純さんのことである。分野は異なるが、有能にして反権力・反権威の立場にいて社会に警鐘を鳴らし続けた人物として、反原子力の故・高木仁三郎さんをイメージする。普通、学問の世界にしても、企業、官僚の世界でも、有能な人物にはそのエリートの道が用意されていて、その道の権威の立場にいることがきわめて当然となっている。つまり権力に取り込まれるという安直な生き方。しかし、有能であるからこそ自分の専門分野に危険性や欺瞞の構造を暴ける、まさしく非凡の才の人がたまにいるから、魅力的なのだ。宇井さんが富田八郎(本人は「とんだ野郎」と呼ばせた)のペンネームで書いた『公害の政治学』は名著だ。故人を実際お見かけしたのはそれこそ東大自主講座の最終講義が最後だが、それから20年以上もずっと戦い続けてこられた生き方に少しでも近づきたい。

沖縄大学名誉教授の宇井純さん死去 公害研究の第一人者
 水俣病の研究や被害者の支援などを40年近く続け、公害研究の第一人者として世界的に知られていた、沖縄大学名誉教授の宇井純(うい・じゅん)さんが11日午前3時34分、胸部大動脈瘤(りゅう)破裂のため、東京都港区の病院で死去した。74歳だった。 東京都生まれ。東大応用化学科卒業後、日本ゼオン勤務を経て、東大の都市工学科助手になった。専攻は衛生工学。60年ごろから、水俣病を研究するかたわら、問題を提起する詳細なリポートを労働組合機関誌に発表。被害者の側に立った活動を続けた。 70年から15年間、東大で公害問題などについて市民に直接伝える「自主講座」を開講した。東大では昇進の道を閉ざされて「万年助手」と言われたが、86年に沖縄大学教授に転出。新石垣空港の建設反対運動などに参加した。 反社会的企業や学者を一貫して批判する行動派の科学者として、国内で広く知られる一方、アジア太平洋環境賞を受賞するなど、国際的にも高く評価された。 自主講座の内容をまとめた「公害原論」や「キミよ歩いて考えろ」などの著書がある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/10/20

ヤンキー先生はツッパリ切れるか?

アベ内閣の目玉の一つ、教育再生会議がこのほどスタートした。各界からメンバーを集めているが、やはりマスコミ受けするのは、ヤンキー先生こと義家氏だろう。別に夜回り先生でも良かったのかもしれないが、心配するところは、今回のメンバー入りが、来夏あたり参議院選に担ぎ上げられて、広告塔に据えられるためのハク付けではないかということだ。先生には、その愛称通りにツッパリまくってほしいと思う。
この種の有識者会議の茶番は、環境省の「水俣病問題に係る懇談会」が、実にひどかった。この実情を10/14の朝日新聞オピニオン面で同懇談会委員だった吉井元水俣市長がブチ撒けている。環境省に頼まれて悪口を言ったら、聞いてもらえるどころか、機嫌を損ねて反発を食らってしまった、と語っている。大臣の顔に泥がかかりそうなホンネの議論には役所がストップをかけ、一方で国民に対しては懸命に取り組んでいるポーズだけを露出させる、教育再生会議もこうした危機感をもって取り組まないと、無駄な会議に成り下がること請け合いである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/06

尾崎たまき写真展を鑑賞

昨日から津奈木町つなぎ美術館で始まった水中写真家の尾崎たまきさんの写真展「のさりの海へ」を観てきた。地上の人間社会の歴史、水銀を流された海中の生命の歴史を考えさせられた。
もっとも、一緒に訪れた子どもたちには美術館に付設するモノレールがお気に入りだったようで、これはこれでレジャー的で好評だったのかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/08/01

社会学者の鶴見和子さん死去

 亡くなった鶴見和子さんのお話をうかがったことがあったのは1983年11月のことではなかったと記憶している。大学祭のさなかのこぢんまりとしたセミナーに参加してのことだった。当時、不知火海総合学術調査団が記した『水俣の啓示』(筑摩書房)の中心人物でいらっしゃたし、先生の唱える内発的発展という響きにも共感する思いがあった。セミナーで、その『水俣の啓示』をひも解きながら質問をしたところ、先生から「『水俣の啓示』を読んだ方が参加してくれてたことを知ってきょうはそのことだけでも来た甲斐があった」といわれたのは、面映い思い出となっている。
 あとそれ以来、バナナを食べなくなったのも、そのときのセミナーでのお話が原因だ。訳は鶴見良行氏の『バナナと日本人』にある。

 柳田国男や南方熊楠の研究で知られ、地域に根差した発展を目指す「内発的発展論」を唱えた社会学者で上智大名誉教授の鶴見和子(つるみ・かずこ)さんが死去した。88歳だった。asahi.com 2006年08月01日18時22分

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/14

本田啓吉先生遺稿・追悼文集刊行

今春4月13日に亡くなられた本田啓吉先生の遺稿・追悼文集の刊行が計画されている。本田先生は、水俣病事件において不当な弾圧を受ける患者の救済のため、支援活動をされてきた。先生が発表された文章、講演、インタビュー対談に加え、先生を知る関係者による追悼文を収録し、先生の活動の全体がうかがえる文集を刊行しようというものである。
 刊行の時期は一周忌をメドとしている。編集実務は委員を定め、行われる予定。刊行に伴う費用は趣意に賛同あるいは協力していただける方々からの寄付金によりまかなう。500部作成する制作コストは150万円と見込まれている。
 郵便振替口座 01710-5-118164  加入者名 本田啓吉先生遺稿・追悼文集刊行会
連絡先 喫茶カリガリ 熊本市城東町5-62 TEL096-354-3912

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/03

嘉田由紀子氏がサプライズ当選

滋賀県知事に当選した京都精華大教授の嘉田由紀子氏は、琵琶湖の環境問題で尽力されてきた人だが、熊本の水俣へもたびたび訪れている。2年前の相思社創立30周年事業のシンポジウムにも参加してくれて、普通の目線からいろんな話をしていたのが印象的だった。知事選へ立候補したとの報道はしていたが、正直当選するとは思っていなかった。滋賀県民はいい選択をしたと思う。水俣への理解という点では、熊本県知事に迎えたいくらいだ。

滋賀県知事に嘉田氏 3党推薦候補破る(朝日新聞 7月2日)  滋賀県知事選は2日投票され、即日開票の結果、無所属新顔で京都精華大教授の嘉田由紀子氏(56)が、無所属で現職の国松善次氏(68)と、無所属新顔で県労働組合総連合議長の辻義則氏(59)を破り、初当選を果たした。社民党の支持だけで政党の推薦を受けなかった嘉田氏は環境団体を中心にした草の根選挙を展開し、無党派の風を起こした。女性知事は大阪、熊本、千葉、北海道に続き、全国で5人目。3選をめざした国松氏を推薦した自民、民主、公明の各党は思わぬ敗北を喫した。   嘉田氏は、建設費約250億円のうち240億円を県や地元自治体が負担する東海道新幹線の新駅建設問題を最大の争点と位置づけ、県債残高が約8800億円にのぼる厳しい財政状況を踏まえて、「建設凍結」を主張。研究者として琵琶湖の環境保全に取り組んできた経歴から、環境団体などが積極的に支援した。無党派層を広く取り込んだほか、新駅建設に反発する自民の一部からの支持も受け、民主の支持層もつかんだ。  国松氏は、「新駅は地域間競争に打ち勝つために不可欠」として建設推進を掲げ、2期8年の実績と「安定した県政」を強調。近隣府県の知事や衆院議員らも応援に駆けつけたが、新駅建設に否定的な声が県民に多かったうえ、各党相乗りの組織選挙が思うように機能せず、嘉田氏に傾いた流れを食い止められなかった。


| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/07/02

熊本学園大学水俣学公開講座

7/2、ロッソ熊本はホームで3試合連続のドローゲーム。そのいずれも所用で観戦から遠ざかっている。その7/2は、相思社アドバイザー委員会に参加していた。遊休地活用、老朽施設改修、市立資料館連携などが議題に上がった。出席者のH教授から以下の案内があったので、掲載する。

水俣学研究センター公開講座のご案内 「 社 会 と 経 済 の 今 を 考 え る 」 日 時 : 2006年7月7日(金)~8月11日(金) 毎週金曜日(7月21日を除く)午後6時30分~8時30分 *初日7月7日は、簡単な開講式とオリエンテーションを午後6時15分より行います。

会  場 : 水俣市公民館 研修室       定  員 : 50名
受 講 料: 資料代として2,500円。全講義受講者には、修了証を発行します。
協力・後援:みなまたエコタウン協議会、観光物産協会エコみなまた、水俣市、水俣青年会議所
主  催 : 熊本学園大学水俣学現地研究センター

第1回  7月 7日(金) 「地域ブランドの確立~熊本におけるフード・ビジネスを事例として~」
     波 積 真 理(熊本学園大学 商学部助教授)
第2回  7月14日(金) 「九州の産業遺産と産業観光」 
     幸 田 亮 一(熊本学園大学 商学部教授)
第3回  7月28日(金) 「九州の焼酎と地域ブランド」
     中 野 元(熊本学園大学 社会福祉学部教授)
第4回  8月 4日(金) 「ソーシャルエコノミーの経験と地域の発展」 
     花 田 昌 宣(熊本学園大学 社会福祉学部教授)
第5回  8月11日(金) 「環境問題と流通(recycle)-消費者のgreen consumerがカギ-」
     出 家 健 治(熊本学園大学 商学部教授)

申し込み方法                      
① 電話/Faxで受け付けます。(仮申し込みになります)
② 当センターより、申込用紙を郵送いたします。          
③ 申込用紙を当センターへ郵送して下さい。                    

申込先 
熊本学園大学水俣学現地研究センター 住所:水俣市浜町2-7-13 電話/Fax:0966-63-5030 



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/06/19

水俣に産廃はいらない

きょうも黄砂?がひどい。また花粉症気味。そうでなくても、中国の上海の空は産業煤煙で黄色いのだそうだ。テポドンより長期に広範囲の脅威である。そんなことを考えていたら、以下の案内が水俣病センター相思社から届いていたので転載する。

(1)産廃阻止!市民総決起大会

 先日、水俣市の全市的な産廃反対運動組織として、「産廃阻止!水俣市民会議」が52団体が加入し結成されました。相思社もその一員に加わっています。その最初の取り組みとして、6月25日に「産廃阻止!市民総決起大会」が開催されます。業者や熊本県、全国の人々に産廃反対の意思を示すため、どうぞたくさんの方々のご参加をよろしくお願いします。

 日 時 : 6月25日(日)午前10時から
 場 所 : 水俣市文化会館
 主な内容:
 (1)特別講演:「なぜ、あの水俣で…御嵩産廃問題から考える」
    岐阜県御嵩町・柳川喜郎町長(全国産廃問題市町村連絡会会長)
 (2)市民の決意表明
 (3)決議文採択  など
 問い合わせ先
  産廃阻止!水俣市民会議(水俣市産業廃棄物対策室) 電話 0966-61-1619
  E-mail no-sanpai@minamata-c.kumamoto-sgn.jp

(2)河内俊英さん講演会
 「市民による環境調査の考え方と方法 ~久留米市の処分場反対運動から学ぶ~」

 産廃反対の宮本市長が当選し、産廃対策室もできました。では私たち市民はもう何もすることはないのでしょうか? IWD東亜熊本は環境影響評価準備書を、7月にも出そうとしています。IWDはあきらめていません。
 産廃阻止・処分場のいらないマチづくりの第一歩は、私たち一人ひとりが自分たちの住んでいるマチの環境をよく知ることです。
 今回は、久留米市で生物学の立場から、市民とともに廃棄物問題に取り組んでこられた久留米大学助教授河内俊英さんをお招きします。久留米市民の取り組みから、私たちが今できることを考えてみませんか?

 日 時 : 2006年7月1日(土) 15時30分~17時30分
 場 所 : もやい館会議室
 参加費 : 無 料
 講 師 : 河内俊英さん(久留米大学医学部自然科学教室助教授、農学博士)

 主 催 : 財団法人水俣病センター相思社(担当:高島)
 共 催 : 水俣に産廃はいらない!みんなの会
 詳しくはこちらをごらんください。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/06/15

『水俣』休刊から5年

関西訴訟高裁判決のフォローが“最終号”となっている。最高裁判決の分析すら行っていない点では、熊本県の啓発パンフレットと同じ。いつか決着つけなければと思っている。メーリングリストで最終号の日付が話題になったのでふと思い出した。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/05/31

水俣・相思社よりのお知らせ06.05【転載】

水俣病センター相思社からの案内を転載。(掲載価格は税込です)

(1)無農薬茶のご案内 化学肥料や農薬を使わずに栽培した安心・安全でおいしいお茶はいかがですか。

球磨郡相良村の宮崎さんと水俣市薄原の松本さんの香り豊かな新茶をお届けします。今年は新しく生命力豊かな在来種の一番茶も加わりました。人気の天の紅茶・ほうじ茶や便利なティーバッグもご一緒にどうぞ。

 ★宮崎さんの一番茶(新茶)  100g 1155円 200g 2205円 500g 5250円
  村の木がお茶というお茶の里・相良村で、いち早く無農薬栽培を始めたのが宮崎成正さん。長年の努力と経験によって生み出された、まろやかな風味と豊かな香りのやぶきた茶です。

 ★松本さんの一番茶(新茶)  100g 1155円
  水俣市環境マイスターの松本淳さん・和也さん一家のやぶきた茶。すっきりした味わいです

 ★松本さんのむかし茶(新茶) 100g 1155円
  水俣の水と大地に育まれた生命力豊かな実生の在来種の煎茶です。
  昔懐かしい野趣に富んだ味わいです。

 ★天野さんの紅茶   80g 525円
 ★天野さんのほうじ茶 80g 367円
 ★松本さんの緑茶ティーバッグ 2.5g×20p 577円
 ★松本さんの紅茶ティーバッグ 2.5g×20p 577円

詳しくはホームページをご覧ください。
 ●生産者のご紹介 
 ●商品のご紹介 
 ●ご注文フォーム 

(2)お中元に須田さんのりんごジュース・宮崎さんの新茶を贈りませんか

ご好評をいただいている「りんごジュース」と「新茶」を、お中元商品としてご紹介いたします。

長野県八千穂村の須田保さんは、約30年にわたって土づくりをしてこられた方です。農薬を最低限まで減らして育てた新鮮なりんごを、空気に一切触れずにビン詰めするのでりんごそれぞれのおいしさが際だっています。

★ジュース6本セット4730円(税込) ふじ3本+おまかせ3本
★ジュース5本+お茶セット5085円(税込) ふじ3本+おまかせ2本+お茶1袋

*お中元の熨斗は箱の中にいれます

●注文締切 2006年6月20日
(数に限りがありますので、先着順とさせていただきます)

●お中元の発送日 2006年7月15日頃

詳しくはこちらをご覧下さい。

(3)聞き取り集の第4集が出ました!
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「水俣病を伝える 豊饒の浜辺から 第4集」
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
             編集・発行 水俣病センター相思社  税込1300円

 水俣病患者・関係者の語りを伝えるシリーズ第4弾。今回は新潟・関西・不知火海周辺に暮らす8人の語りを収録。語る人は次の皆さんです。

・認定を求めていきたい私たち    
           坂本美代子・小笹恵(関西訴訟原告)

・なんちいわれてん、かんちわれてん 魚を獲ってきた
                植田チエ(水俣)

・教師をやめて市会議員に ~水俣病患者救済に奔走して~
                日吉フミコ (水俣病市民会議)

・阿賀野川の砂利船に乗って
                斉藤清雄・ヤエ(新潟)

・カライモつくって、魚を獲って、そうして暮らしてきた
                長浜スマ(津奈木)

・満州、朝鮮、水俣、野田。いろんなことをしてきました
                石牟禮智(チッソ第一組合)

 1人1人の物語が、ここにあります。

ご注文、お問い合わせはこちら

(4)書籍のご案内  ~新刊書および新しく取り扱いを開始した書籍・CDのご案内~

風薫る5月も半ばから、新緑の季節と梅雨が同居したような天候です。毎晩カエルたちの合唱が聞こえてきます。しっとりとした夜に、読書でもいかがですか。

●新刊書「阿賀のお地蔵さん」税込1680円/絵と文・WAKKUN/発行・考古堂書店/コメント:水俣病のことを伝える児童書は、数えるほどしか発行されていません。そんななか、阿賀の岸から待望の絵本が発行されました。読み聞かせにいかがですか。/内容:自然の起こした災害の街・神戸から、人間の起こした災害の里・阿賀へやってきた、たかしくん。苦しさを乗り越えて、この世に生きていく人びとの力強さとやさしさが、阿賀のお地蔵さんを通して、たかしくんの心にまっすぐに伝わっていきます。

●新刊書「記憶・祈り・そして未来へ『みなまたの50年フォーラム』全記録」税込1000円/編集・水俣病公式確認50年事業実行委員会/内容:2006年3月、水俣病公式確認50年を記念し、トータル8時間ほどに及ぶ講演+シンポジュウムが開かれた。医学博士・小嶋照和氏、元水俣市長・吉井正澄氏による講演に加え、12人の市民によるリレートーク、地域住民の取り組みが発表されている。臨場感溢れる記録となっている。今のミナマタを知りたい人、必読の書。

●新刊書「市民がひらく『水俣』出前授業-『水俣』を伝えるって、なあに-税込800円/編集・「水俣」を子どもたちに伝えるネットワーク/内容:伝えるネットが出す3冊目の冊子。第1章では同ネット代表・田島いずみ氏により出前授業で起きたことが語られ、第2章では「出前授業の可能性を探る」と題して行われたシンポジュウムの内容が掲載されている。図や写真を使い、具体的に伝え方を記述してあります。

●新刊書「新版 新潟水俣病問題-禍害と被害の社会学」税込3990円/編著・飯島伸子、舩橋晴俊/発行・東信堂/内容:最近の画期的判決などを増補した最新決定版。企業・行政の責任回避・不徹底をはじめ、加害と被害を連鎖的に拡大したメカニズムを社会科学的調査に基づき剔抉し、大量の未認定患者の存在をクローズアップした前版(1999年刊)に、その後の新たな問題展開-特に、多くの未認定患者を水俣病と認め、かつ行政の加害責任を明確に判示した最高裁判決や、新潟水俣病の教訓を伝えるための「ふれあい館(新潟水俣病資料館)」建設の経緯などを増補し、本問題の全貌を包含した最新版。

●新刊書「水俣学ブックレット1 谷川健一講演録 水俣再生への道」税込800円/編集・熊本学園大学水俣学現地研究センター/発行・熊本日日新聞社/内容:2005年8月、同大学水俣学現地研究センターのオープン記念式典での、谷川健一氏の講演を収録。

●新刊書「水俣学ブックレット2 ”負の遺産”から学ぶ-坂本しのぶさんと語る」税込800円/編集・熊本学園大学水俣学現地研究センター/発行・熊本日日新聞社/内容:原田正純氏が水俣病への関わりから、水俣病の教訓を受け継ぐ若者たちへのメッセージを語る。後半は、坂本しのぶさんと原田氏の対談を掲載している。

●新刊書「水俣学ブックレット3 ガイドブック 水俣を歩き、ミナマタに学ぶ」税込800円/編集・熊本学園大学水俣学現地研究センター/発行・熊本日日新聞社/内容:同大学の教員や水俣の住民によって、水俣病事件を学ぶ現地ガイドブックがつくられた。カラー写真や地図をふんだんに用い、見学地の説明がなされている。

●CD「イノチのミズ」税込1050円/発行・愛林館/柏木敏治(作詞・作曲・歌・ギター).KEITA(編曲・民族楽器各種)/内容:水俣市久木野ふるさとセンター愛林館のオリジナルCD。水俣弁で水俣の風土や海を歌うシンガーソングライター・柏木敏治と、天草在住の民族楽家・KEITAの不思議世界が出会い、何とも心地よい音を醸し出している。18分36秒に、重太んどん・オールドストーンバラッド・イノチのミズ1・イノチのミズ2・もう一度あの海で、以上5曲が収録されている。

●「日常という名の鏡」税込2520円/著者・佐藤真/発行・凱風社/内容:人は映画の中で一回限りの生しか生きられない-数々の賞に輝いた映画『阿賀に生きる』の監督・佐藤真が映画『トウキョウ』の発進に向けて語る表現論&撮影宣言。映画は、ありきたりの日常の中に潜む闇に、いかに分け入ることができるか。『阿賀に生きる』制作の経緯が語られている。

●「映画が始まるところ」税込1890円/著者・佐藤真/発行・凱風社/内容:個人的映画論『ドキュメンタリー映画の地平』で様々な反響を呼び、映画『まひるのほし』などの作品で注目を集める気鋭の映画監督のエッセイ集。天啓のように立ち現れてくる何ものかをとらえようと格闘し続ける表現者の心の風景。ここにも『阿賀に生きる』について頁が割かれている。

ご注文、お問い合わせはこちら

(5)一緒に活動するスタッフを求めています(再掲)
水俣病センター相思社で一緒に活動するスタッフを求めています

募集人員:3名。携わっていただく仕事は、基本的には相思社が行っている活動全般に渡ります。その上で今回の募集では、資料・経理・OAシステム管理・物販・水俣案内のいずれかまたは複数を担当していただく人材を求めています。
採用条件:環境問題や社会問題に関心があり、そうした活動に熱意を持てる方。職業経験やNGO活動の経験がある方を優先します。年齢は原則として40歳くらいまで。自動車普通運転免許とパソコンでワードやエクセルが使いこなせることは必須です。特にOAシステム管理のためにパソコンで簡単なプログラミングができる方を求めています。

詳しくはこちらをご覧下さい。

(6)【新連載!】よしだゆぶきの「天の茶園よもやま話」No.1 ~ 新茶のシーズン到来 ~

天野さんの囲炉裏小屋に滞在して一緒に働いていらっしゃる芳田弓生希(よしだゆぶき)さんに、生産の現場からの声を届けてもらうシリーズです。

【自己紹介】
 はじめまして。よしだです。去年8月に友だちと水俣を訪ね、相思社職員の坂西くんに町案内をしてもらいました。坂西くんとは前の職場で一緒だった仲間です。

 滞在中に出会った素敵な方々の中のお一人が天野製茶園の天野茂さん。水俣市街地から車で30分程の石飛という中山間地にある天野さんのゲストハウスにお邪魔した時に、「草取りに来んか?」と声をかけられたのがご縁の始まり。で、1週間の水俣滞在予定が結果3週間に。以来、地元(兵庫県西宮市)と水俣を数回往復し、今年4月下旬から半年程の予定で天野さんのご家族にお世話になっています。
 毎日豊かな自然の中で、ものづくりの現場に近いところで生活することができ、水俣での人とのご縁と温かさに感謝しながら、楽しく修行しています。

●5月16日 新茶のシーズン到来

 4月27日から新茶の茶摘みが始まりました。「今年は新芽が出るのは早かったばってん、寒んか日があったけん、摘み始めたた去年と同じぐらい」と天野茂さん。さて、気になる今年の新茶のできを茂さんに聞いてみると、「寒冷紗ば被せたけん、質(色、形)が良か茶葉ができた。」そうです。摘む3-4日前に寒冷紗を被せておくと新芽の色がきれいな緑色になり、うまみ成分が増し、お茶を入れたときの水色もきれいになるそうです。確かに、寒冷紗を被せていないところの新芽は黄緑色で、被せたところはしっかりしていて元気の良い緑色でした。一手間をかけることで見た目も味も良いお茶ができるんですね。

 2ヵ所ある茶園のうち、1ヵ所の茶摘みが終わり、今は2ヵ所目の草取り・茶摘みをしているところです。天野さんの茶園では、化学肥料や農薬を一切使わずにお茶作りをしています。除草剤ももちろん使っていないので、茶の木の新芽が伸びてくるのと同時に、周りでは様々な雑草も芽吹き、ぐんぐん成長しています。ちなみに茶園の広さは合計3ヘクタール。

 毎日忙しくしている茂さんに話を伺いました。

よしだ(以下よ):いつ頃から無農薬、無化学肥料でお茶を作ってはるんですか?
茂さん:えっとね、大体25年前からたい。
よ:どうして始めたんですか?
茂さん:仕方なくたいねー。無農薬のほうが楽かなーち思ったけん(笑)。それと、まとめて業者に売るよか、自分が作ったものを自分で売るというところまでした方がやりがいもあっがね。そんためには特徴がないといかんけん、やるなら無農薬かなーっち。水俣に住んでたけん、水俣病とは離れられんがね。水俣病は食べ物からじゃっで、自分も口に入るものを作るもんとして責任があっど。しっかり確かなものづくりば、したいち思ったたいね。
よ:紅茶を作り始めたのはいつからですか?
茂さん:15年前やね。
よ:「天の紅茶」の特徴って?
茂さん:普通の外国の紅茶は紅茶専用の葉っぱで作られとるばってん、うちは緑茶と同じ葉っぱば使っとるけん、口当たりが優しくて飲み易いち思う。

 初めて天の紅茶をいただいた時、茂さんは普通のお茶を入れる急須に紅茶の葉を入れ、ティーカップではなく湯飲みに紅茶を入れて下さいました。お茶の感覚で、紅茶を飲む。みなさんは、もう天の紅茶を飲まれましたか?

こちらに写真もあります。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006/05/01

水俣病、公式確認から50年

25年のときもそうだったし、30年、40年のときも。かくも忘れやすいのか、学ばないのかと思いつつも、愚直に伝えつづける人がいる。記録しつづける人がいる。それだけでも救いだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/04/16

義勇兵は逝く

新世界第二楽章「家路」が流れる会場。なんとも清々しい気持ちに自省させられた、いい告別式であった。故人の人となりは、弔辞に表れる。故・本田啓吉氏への弔辞を二名の方が贈ったが、いずれも素晴らしい言葉だった。もちろん遺族の謝辞も。つまるところどういう生き方をしてきたか、その証しや評価は弔辞にまざまざと表現される。はたして自分ならどうだろうかと振り返ってみるのもいいかもしれない。
思えば、故人は弱者に優しく、不当な強者には一歩も退かない、まさに義の人であった。ゆえに人をひきつけ何百人という人が会葬に駆けつけた。
弔辞の内容に触れると、お一人は旧制五高・京大時代からの同級生で同じく高校教師の道を歩んだ方。戦時下に多感な時期を生き、父親を戦争で亡くし、自ら苦労した青年が、戦後は生徒や水俣病患者のために奔走しつつもその負担を周囲に微塵も感じさせない器の大きさを語っておられた。曰く「自分は患者さんの後ろについてまわっているだけ。人の鼻面をひきまわしてはいけない」、支援運動の拠点に自宅を開放したことも「自宅に電話と人が集まれる部屋があっただけ」と。もう一人は、教え子であり、のちに同じく高校教師となられた方だった。その方が家庭の事情から大学進学をあきらめていたのを、故人は家庭教師のアルバイトを二口用意し、大学生活を援助し今日を導いてくれたという。
石牟礼道子編『水俣病闘争 わが死民』のなかに「義勇兵の決意」の一文を寄せておられた先生が、生涯義勇兵のままに逝かれた思いがした。

Honda06041515

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/04/14

訃報:本田啓吉氏=水俣病を告発する会代表

永らくお目にかかる機会を得ず失礼していたが、優しい眼差しと中に秘めた強い信念、知識人の品格とは斯くあるべきだと感じさせる佇まいをもった方だった。ご冥福を祈ります。

 本田啓吉さん81歳(ほんだ・けいきち=水俣病を告発する会代表)13日、肺炎のため死去。葬儀は15日午後2時、熊本市段山本町2の25の玉泉院上熊本会館。自宅は熊本市新屋敷2の4の22。喪主は妻陽子(ようこ)さん。
 本田さんは旧制中学・新制高校の元教師。「義によって助太刀いたす」を合言葉に、水俣病1次訴訟(69年提訴)の支援のために会を結成。全国各地に支援の輪が広がった。
 ▽「苦海浄土」の作者で同会会員だった石牟礼道子さんの話 先生は純潔というか、荘厳な人柄のお人でした。一生のうちでこんなに深い影響を受けたお人は初めて。水俣の運動は先生がおっしゃった「義によって助太刀いたす」という言葉で方向性が定まったようなもの。先生の言葉には、私たちは頭を垂れて従っていました。
毎日新聞 2006年4月13日 21時39分 (最終更新時間 4月13日 21時42分)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/04/08

水俣病関連資料検索データベース

(財)水俣病センター相思社の水俣病関連資料検索データベースがこのたび完成しました。国立水俣病研究センター提供のシステム以上に快適なレスポンスで、研究者に便宜を提供できそうです。
同じく相思社が小中高生向けホームページコンテンツとして、語り部の話を動画で紹介するコーナーを設けました。第1弾として杉本栄子さんと生駒秀夫さんのビデオをアップしています。こちらも今後のコンテンツ拡充と教育現場での活用が期待されます。

Sminamatadb_1

Sminamatadoga_1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/04/05

新たな50年のために

水俣フォーラムから「水俣病 新たな50年のために」のイベント・基金等の案内がありましたので、紹介します。

特別講演会「水俣病 新たな50年のために」開催概要
「叢想行列-東京に水俣の記憶を尋ねる」開催概要
17番目の水俣展を、今秋、和光大学で開催-水俣・和光大学展
「水俣の記録~映像と写真で綴る50年~」-NHKアーカイブス
「水俣への旅-水俣巡礼」を催行します-4月30日~5月3日
「公害の原点・水俣から学ぶ」17枚組DVD-BOX発売開始-シグロ
「水俣-患者さんとその世界」がインターネットで視聴可能に-シグロ
「桑原史成写真展」開催-ニコンサロン
50

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/03/04

懸念される中国の環境汚染

3/3の朝日新聞に京都大学教授の植田和弘氏による「国境越える中国の環境問題 持続可能な新理念必要」、同じく3/3の熊本日日新聞に熊本学園大学教授の富樫貞夫氏による「深刻 中国農村の水汚染 “水俣”の経験で寄与を」の寄稿が掲載されて、読み比べてみた。結論からいえば、植田氏の論じ方は中国国内の政策事情を察っしながら、政府や企業に取り組みを期待する、ないものねだり的印象を受け、ピンとこなかった。高度成長の下、ブレーキのない者たちの善意に期待するのは楽観的過ぎるだろう。対して、富樫氏の報告は、実際に汚染現場を訪ね、被害住民や救済に動いている活動家とも会っているだけに、深刻度に説得力があり、環境汚染のグローバル化に対する危機感も伝わってきた。司法の独立がないのも同然という国では、司法救済も期待はできない。まさに水俣病事件と同じ棄民の構造がある。一衣帯水にある東アジア全体の問題としてかかわらなければならないことを痛感する。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/02/20

ほっとはうすの押し花しおり

小規模通所授産施設「ほっとはうす」へきょうおじゃました。ここでは胎児性水俣病患者が押し花しおりやコースターを作って売っている。押し花しおりは、何年か前に当時の日本エアシステムが搭乗客向けプレゼントとして10万枚製作の注文をしたことがあるそうだ。そこで作っている押し花名刺は環境相も使っているのだという。これも公式グッズにできないかと考えている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/02/16

水俣学講座が中央大でも開講

これはいいニュースだ。くまにちコムより引用。2006/2/16 6:30

中央大 “水俣学”総合講座を4月から開講 県外の大学で初
 中央大(東京都)は4月、法学部の細谷孝講師(倫理学)を中心に水俣病事件をテーマにした総合講座「Minamata」を開講する。水俣病研究者らによると、ゼミ演習などを除き、水俣病事件にテーマを絞った大学の正規授業は、熊本大の「地球レベルから見た水銀汚染 水俣病から学ぶ」(2001年4月開講)、熊本学園大の「水俣学」(02年9月同)があるが、県外の大学では初めてという。
 開講にあたって細谷氏は「水俣病事件を通し、中央大で学ぶ法曹の知識を、将来にどう生かすべきか考えてもらいたい」と話している。
 授業のタイトルはローマ字表記。「広島」が「Hiroshima」と表記され、被爆経験が世界で共有されるように、「Minamata」という問題意識を、日本の一地方の問題にとどまらず、世界共通の課題と責任として、あらためて問いかけていこうという思いを込めた。
 法学部の設置科目で、授業は東京・八王子市の多摩キャンパスであるが、経済、商、理工、文、総合政策の他学部生も履修できる。
 年間24回を予定。「水俣学」を主宰する原田正純熊本学園大教授の「水俣病」(岩波新書)をテキストに、「苦海浄土」(石牟礼道子著)、「証言 水俣病」(栗原彬編)なども参考文献として使う。単に知識の伝達に終わらないよう、「加害行為論」「被害結果論」「事件史」「訴訟と背景」など課題の節目ごとに学生にレポート提出も求める。
 講師陣は、細谷氏のほか、科学技術史が専門の奥山修平教授と、水俣病の経験を語り継ごうと全国で水俣展を展開するNPO法人・水俣フォーラムの実川悠太事務局長。毎回、各分野から多彩な講師を招く「水俣学」とは対照的に、原則として3人の講師が毎回出席。それぞれの分野から水俣病事件にアプローチし、学生も含めて討論する。
 原田教授は「全国に研究グループが広がることが、水俣学を始めた狙いの一つ。その研究拠点の一つとして中央大で講座が始まることは大変ありがたい」と話している。(亀井宏二)

なお、地元の熊本学園大学も現地で頑張ってます。水俣学研究センター公開講座が開講中です。
「いのちと環境を考える」
 資源・エネルギー浪費型の便利で快適な生活の追求や,経済効率優先の生産とライフスタイルが,我々自身の生活や健康と福祉を様々なかたちで脅かすと同時に,地球生態系全体への大きな脅威となっています。今回の公開講座では,地球生態系における物質循環のひずみと攪乱の実態に目をむけると共に、持続可能な農的暮らしと健康な地域社会のあり方を模索します。
第3回2月17日(金)「海の生きものたちの恵み」
             佐藤正典(鹿児島大学理学部地球環境学科助教授)
第4回2月24日(金)「なぜ、農学ではなく、百姓学か」 宇根豊 (農と自然の研究所)
第5回3月3日(金)「いのちと環境」 原田正純(熊本学園大学社会福祉学部教授)
開講日時: 2006年1月27日~3月3日 18:30~20:30                
会場:水俣市公民館研修室  定員:50名  受講料:2,500円(資料代)
【申込先】熊本学園大学水俣学現地研究センター 
住所:水俣市浜町2-7-13 電話/Fax:0966-63-5030
       


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/02/14

一時の判断の誤り、未来永劫の禍根

いいかげんな建設計画のもと、水俣に大規模な産廃処分場が作られようとしているが、建設阻止を公約に掲げた市長候補がこのほどの選挙で現職を破って当選。一時の利を求めるのではなく、将来にわたっての利を地元では選んだようだ。まだ予断を許さないが、いい流れだと思う。片や同じ県内で抱える川辺川ダムの建設問題。未だに県知事は、一時の利を追い求める無節操な連中(それが支持母体なんだろうが)の顔色をうかがい、態度を保留にしている。知事のイスに居座って何がやりたいんだ。理解に苦しむよ。同じ県内から強度偽装の恥ずかしい建設会社を出したんだから、ダム工事の前に、県民の名誉のために手を付けることが全国にたくさんある気がする。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/02/05

NHKの環境アーカイブス事業

NHKオンラインより引用。2/6午前0時~午前1時20分(80分)、1995年10月19日放送のETV特集「苦渋の決断~水俣病 40年目の政治決着」(45分)と1985年8月25日放送のふるさとネットワーク「阿賀野川激流の20年」(28分30秒)が放送される。

(1)月1回「NHKアーカイブス」での放送
 アーカイブス番組では、かねてから水俣病など公害の番組を放送し好評を得ました。この成果を継承し、2006年1月から水俣病の番組など月1回、『環境アーカイブス』をシリーズで放送します。
(2)「番組公開ライブラリー」での公開
環境を扱った番組を、集中的に「番組公開ライブラリー」で公開します。
水俣病を初めて世に問いかけたのは、NHK番組「日本の素顔 奇病のかげに」でした。その後、「生活環境問題」「地球環境問題」と視野を広げてきたNHKの番組を、『環境アーカイブス』として公開していきます。
(3)イベント展開
毎年、全国各地で開催されている「水俣展」(ユージン・スミス等の写真展示、患者の話を聞く会)を2006年5月、川口のNHKアーカイブスで開催予定
また秋には、環境を考える講演会、シンポジウム、番組上映会を開催予定。
(4)環境学習
環境教育に関心を持つ小・中学校を対象に、『環境アーカイブス』の授業を開催予定。
(5)『環境アーカイブス』のホームページ展開
『環境アーカイブス』事業の広報を行い、反響のメッセージなどを掲載予定。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/01/28

故・鬼塚巌さんの写真展

ご案内です。
20年程前、ある出版物の表紙写真に使うため、同氏の作品アルバムを見せていただいたことがありました。

<水俣病公式確認五〇年プレイベント> 鬼塚巌写真・映像展『おるが水俣』
開催場所:開催期日 もやい館:平成18年2月9日(木)~14日(火) きずなの里:平成18年2月16日(木)~21日(火)
内容:鬼塚巌が撮影した約50点の写真パネル展示、ならびに常時約10点の映像上映。鬼塚氏が作成したり収集した資料の展示も行う。
入場料:無料 主催:財団法人水俣病センター相思社

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/01/18

顧客の命よりカネ重視なのか?

必要ないんじゃないか? 顧客の命をなんとも思わない会社なんて。こんなところに限ってたぶん問題が起きたときに絶対責任とらないよ。 NIKKEI NETより一部変更の上、引用。

 吉○家D&死は2月11日、牛丼を2年ぶりに復活させる。昨年12月、輸入が再開された米国産牛肉の安定調達に、ある程度めどが立ったため。BSE(牛海綿状脳症)に対し、一部の消費者になお不安が残るなか、期間や数量を限定して人気メニューを投入し、顧客を呼び戻す。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/01/13

ユージン・スミス写真展「水俣」

くまにち.コムより引用加工。

 水俣病被害を世界に報道した写真家故W・ユージン・スミス氏(1918-1978)の写真展「水俣」が12日、水俣市牧ノ内のもやい館で始まった。同氏の写真展が被害地域で開かれるのは初めて。17日まで。 写真展は入場無料。19-24日には葦北郡芦北町のきずなの里でも開かれる。
 小、中、高校生ら水俣病を知らない世代に被害の実態を知ってもらい、偏見を解消しようと財団法人水俣病センター相思社(富樫貞夫理事長)が、公式確認50年に合わせて企画した。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/01/09

9月に水俣学国際フォーラム開催

くまにち.コムより引用。一昨年の関西訴訟最高裁判決を未だにものともしない行政主導の記念行事より期待できるのでは?

 熊本学園大の水俣学研究センター(センター長・原田正純教授)は1月8日、国内外の公害発生地域から被害者や研究者を招いた大規模な国際フォーラムを9月8~12日に開くと発表した。今年5月の水俣病公式確認50年に合わせ、水俣病の教訓が生かされたかどうかを検証するとともに、教訓をあらためて海外に発信する。(中略) 水俣学は、水俣病事件を総合的にとらえる学問構想。学園大では、2002年から患者や学者ら多彩な講師を招き学生向けの「水俣学講義」を実施している。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/12/29

環境NGOという働き方

財団法人水俣病センター相思社で今、職員募集を行っている。永らく勤務していた職員の退職に伴う募集なのだが、全国からの応募を期待している。はっきりいって給与は安い。しかし、生活費も安い。来年5月は水俣病公式発見から50周年を迎える。未だ解決していないこの事件に向き合い、なにがすべきか考え、行動してみることは、他に得がたい経験となるだろう。
かくいう私も学生時代、少しは就職先として考えてみたことがある。しかし、ネクタイ締めて働くビジネスへの忌避感という不純な動機からだった。それよりは、資金的あるいは広報的支援を現地に行うことがよほど役に立つと考えて、今にいたっている。第一、あまり人と付き合うのが好きでない。その割には、営業やら人事系の仕事経歴が長かったが・・・。まさしくネクタイ締めて、というおシゴトを続けているのだから不思議なものだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/12/13

水俣・貝塚展のご案内

田口ランディさんが紹介しています。開催は来年1月
けさの地元紙のコラムで現地に勤務する大学職員の方が、水俣の内と外の思考について書いているのを読みました。水俣で車椅子の人を見かけると、市外の人が「あの人は患者か?」と聞いてしまう話。逆に市内で患者に付き添って飲食店に入ったら、店の人から「新しい支援者ですか?」と言われた話。理解しようという行為の中にも、ぽろりと思考の罠が出てしまう現実を伝えています。
同じくけさ、高齢化する胎児性患者家族の苦悩についてNHKのローカルニュースでリポートしていました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/11/30

きょう開催のセミナーですが

熊本学園大学からご案内。
本日午後14時から水俣学研究センター第3回公開セミナーを『欧州における社会的経済の発展から何を学ぶか』と題して開催します。
会場:図書館地下AVホール
受付:午後13時30分~
   
講師:T.ジャンテ氏(「社会的経済」ヨーロッパ団体連合理事)
演題:「勃興する社会的企業と社会的経済の発展」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/16

福祉も環境もあったもんじゃない

障害者から税金を取り立てる国に成り下がることを公言する障害者自立法案が参院で成立し、衆院へ送られる。国の責任が認められた水俣病関西訴訟最高裁判決から1年。なおも放置されたままの患者たちが起こした裁判に、あろうことか環境相は戦う姿勢を表明している。責任逃れ、厄介払い・・・。どちらもまったくいけすかない。構造改革の本丸は、これら無能な厚生労働省や環境省なのではないか? 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/07

水俣病問題と語り部ボランティア

10/29~30 第14回全国ボランティア フェスティバル 火の国熊本
テーマ別の集いのひとつ「水俣病問題と語り部ボランティア~水俣病の教訓と伝えることの大切さ~」が以下の日程で開催されます。

日時:10/30 日曜日 9:00~12:00
場所:国立水俣病情報センター
参加費:1000円

語り部講話1 水俣病語り部:大矢理巳子
劇症型の水俣病患者を父に持ち、長く沈黙を保ってきたが、10年近く前、はじめてなぜ沈黙を保たないといけなかったのか、そのことの重みと辛さを語り始めた。1998年より、市立水俣病資料館の語り部。現在、水俣教育旅行プラニング。
語り部講話2 水俣病語り部:長本賢二
1959年生まれの胎児性水俣病患者。水俣の作業所を経験し、現在ほっとはうす。
http://www7.ocn.ne.jp/~mimuseum/kataribe/nagamoto.html
語り部講話3 水俣病語り部:杉本栄子
茂道地区で原告として水俣病訴訟を闘った患者。網元の子として生まれ、水俣病による差別を受け、また病苦と闘いながら、漁に復帰。海や生き物との対話を続け、魂の語りを続ける方。

体験発表、意見交換、質疑応答などもあります。
参加希望の方は、10/17までに下記へご連絡下さい。参加費は、当日お支払い願います。
熊本学園大学 水俣学現地研究センター 住所:水俣市浜町2-7-13 Tel/Fax:0966-63-5030

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/06

原田教授講演のお知らせ

「川辺川ダム本体着工をあきらめない」向きもあるようですが・・・。こんな催しもあります。

『不知火海・球磨川流域圏学会設立総会(発起人会)・記念講演会』

日  時:平成17年10月29日(土)
場  所:設立総会・発起人会=八代市千丁町公民館
      記念講演会=八代市千丁町文化センター・パトリア千丁

プログラム:
《設立総会・発起人会》(発起人の方のみご参加いただけます)
12時 受付
13時 設立総会

《記念講演会》(どなたでもご参加いただけます) 参加費:資料代として500円
14時00分  受付
14時15分  開会
14時20分  基調講演
         「流域圏構想の新たな展開」吉川勝秀(日本大学教授)
15時00分  流域に関する話題提供
         「四万十・流域圏からのメッセージ」村上雅博(高知工科大学教授)
         「水俣病事件の教訓は活かされているか」原田正純(熊本学園大学教授)
         「八代平野の干拓地の神々」佐藤伸二(八代工業高等専門学校教授)
ーーーー10分休憩ーーーー
         「不知火海・球磨川流域圏における有機農業・自然農法の現状」片野学(九州東海大学教授)
         「八代海におけるアマモ場造成の試み」大和田紘一(熊本県立大学教授)
         「全国に広がる流域圏一体化への取り組み」蔵治光一郎(東京大学講師)
16時40分  応援スピーチ 橋尾直和先生(四万十・流域圏学会誌編集委員長)
16時50分  流域に関するリレースピーチ
17時20分  閉会

*終了後は交流会を予定しています(参加費:4000円)
*翌日は、八代海における観光漁業(船出浮)を希望により企画します。

参加申込方法:記念講演会は、申込なしでご参加いただけます。
交流会・船出浮の参加を希望される方は、以下のアドレスにメールまたはFAXにてお申込下さい。  
E-mail:tsuru-shoko@dance.ocn.ne.jp FAX:0965-32-7739

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/10/04

水俣学講義教室・日程再案内

以前、水俣学講義の案内をアップしたのですが、教室が間違っていたのと日程変更があったと、関係者からお知らせがありましたので、再掲します。

第4期 熊本学園大学 水俣学講義(案) 最新版
水曜日第3時限(13:00-14:30)(11号館1163教室)

1. 9月 28日  水俣学4期目を迎えて         花田昌宣(熊本学園大学)
2. 10月 5日  水俣病50年               原田正純(熊本学園大学)
3. 10月12日  事件史からみた最高裁判決の限界 富樫貞夫(熊本学園大学)
4. 10月19日  水俣病を原点にした大学授業     木野茂(立命館大学)
5. 10月26日  患者とその家族             緒方正人
6. 11月 2日  休講(学園祭のため)
7. 11月 9日 「環境モデル都市」水俣:取り組みの成果と課題 宮北隆志(熊本学園大学)
8. 11月16日  水俣・厳存する風景           芥川仁(写真家)
9. 11月30日  水俣病調査法            守弘仁志(熊本学園大学)
10.12月 7日  水俣に住んで30年          高倉史朗(ガイアみなまた)
11.12月14日  語っておきたいこと         松本勉(水俣市民会議)
12.12月21日  水俣病の哲学に向けて       丸山徳次(龍谷大学)
13. 1月11日  私と水俣病報道           村上雅通(RKKディレクター)
14. 1月18日  水俣病と取り組んで(シンポ)    熊本学園大学大学院生
           締めくくり              原田正純

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/10

ランディさんのブログ、エキサイトにありました

田口ランディさんのブログ、エキサイトに移転オープンしてたんですね。タイトルは「不眠に悩むコヨーテ」となっています。注目ブログにさっそく復活掲出させます。
こうして実名を出して自分の意見を表明する姿勢には敬意を抱きます。たださっそく荒らしが現れたようで、TBのみ受付のようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/08

熊本学園大「水俣学」講義予定

9月28日(水)から開講です!

熊本学園大学 社会福祉学部「水俣学」
毎週水曜日 13時から14時30分 1173教室

【講義プラグラム】
9/28 水俣学講義4期目を迎えて 花田昌宣(熊本学園大学)
10/5 水俣病50年          原田正純(熊本学園大学)
10/12関西訴訟最高裁判決の意義とその後 富樫貞夫(熊本学園大学)
10/19水俣病授業と関西訴訟の支援(仮)  木野茂(前大阪市立大学)
10/26水俣病調査法        守弘仁志(熊本学園大学)
11/2語っておきたいこと        松本勉(水俣病市民会議)
11/9水俣におけるエコシティ運動  宮北隆志(熊本学園大学)
11/16水俣・厳存する風景     芥川仁(写真家)
11/30患者とその家族       
12/7水俣に住んで30年       高倉史朗(ガイヤみなまた)
12/14(予備日)
12/21水俣病の哲学に向けて   丸山徳次(龍谷大学)
1/11私と水俣病報道        村上雅通(RKKディレクター)
1/18水俣病と取り組んで(シンポ) 熊本学園大学大学院生
   締めくくり            原田正純

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/03

田口ランディのアメーバ的日常 消滅!?

ここ3ヶ月近く更新がなかった、田口ランディさんのブログが消えていました。事情が分かりませんが、注目ブログのリストから下ろしました。他の巡回先ブログを“昇格”させようかと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/08/18

まったく役人の仕事というのは

けさの地元紙記事から。

水俣病 県が別人資料を国に提出 認定棄却の不服審査請求で

 県から水俣病認定申請を棄却された男性(90)=芦北郡津奈木町=が処分の取り消しを求めている不服審査請求で、県が五月に国の公害健康被害補償不服審査会に提出した資料の一つが別人のものだったことが、十七日分かった。請求人側は「男性は別人と間違われたまま認定審査会に諮られた可能性もあり、あまりにもずさん。棄却処分取り消しは当然だ」と指摘している。

それに対して役人の言い分は?
県水俣病対策課は「国の不服審査会に提出する資料を作る際、名前が似ていたために取り違えた。あってはならないミスで、申し訳ない。再発防止に努める」とした上で、「内部調査の結果、県の認定審査はそれぞれ本人の資料に基づいて正しく実施されていた」と言っている。

これってまともな人間の言葉? これがまかり通るというのが、未曽有の殺人事件を防げなかった公権力の感覚ってやつ!?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/08/15

なかなか読ませる田中優の著書

テルセキのおすすめ本で紹介している田中優著の『戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方』(合同出版、1400円+税、2005年)は、なかなか読ませる本です。イラク戦争の背景にある石油利権や通貨問題、軍需産業と米政府高官の関係など、なんとなく分かっていそうでも見落としている問題がある。地球温暖化にいたっては、これも人類を破滅に導くという意味では、もう一つの戦争だ。
じゃー、ごく普通の私たちは何をやればいいの? という疑問に割と誰でも取り組める実践策と、原因の見方を提示したのが、この本の根幹だ。
希望を棄てちゃ何も始まらないんだなぁーと、少し元気にさせられる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/08/08

障害者自立支援法が解散廃案

きょうの解散で唯一の収穫は、あの悪名高き障害者自立支援法案が廃案になったこと。(次に繰り出される浅薄な厚労省役人や政治屋どもの企みには十分注意しなければならないが・・・)
解散とはいえ、私の選挙区は前回総選挙で全国で一番早く当確速報が出たくらいの無風区。あたかも専制国家に住んでるようなもの!?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/30

相思社アドバイザー更新

お役に立てているかはわかりませんが、(財)水俣病センター相思社のアドバイザーの更新をお引き受けすることにしました。どちらかというと、私自身がかかわることであまり使っていない頭を使う機会に役立っているくらいで、なんとも頼りない委員です。
「今日の憲法問題」さんが、いい本(田中優『戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方 エコとピースのオルタナティブ』(合同出版 isbn:477260345X))を紹介してくれてますので、さっそく今度読んでみようと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/24

水俣学・・・原田講義も熱い

 原田正純編著『水俣学講義』[第2集](日本評論社)を読み終えました。今は、栗原彬著『「存在の現れ」の政治 水俣病という思想』(以文社)を読んでいるところです。後者についての読後感は後日記すとして、前者の原田講義がまた熱くていいです。「胎児性水俣病をめぐる問題」と題した講義の中で、環境省が一部の学者と組んでIPCS(国際化学物質安全性計画)報告書をマル秘扱いとし、どのように揉み消すかという委員会を作ってしまった、国際的にも顰蹙を買った恥ずかしい環境行政の顛末を紹介しています。それ以外にも厚生労働省が設定した魚の摂取量の安全基準の怪など、国民の生活を守らない役所、それに加担する“族学者”という専門家の存在。かくも病巣は深いのかと暗澹たる思いです。
 原田講義でもう一つドキッとしたのは、新潟水俣病では熊本の水俣病を「教訓」にして、障害児が生まれるかもしれないからということで、相当数の妊婦が中絶してしまう対応がとられたという経緯でした。実際、そのために水俣では数多く生まれた胎児性患者が、新潟では1人しか生まれませんでした。原田氏は、胎児性患者が生まれない環境を作ることが、本来生まれてくるべき命や障害者の存在を抹殺したり無視したりすることにつながることに危惧をもっています。
 このへんは最近の障害者自立支援法の思想にも関連してくるところですが、障害を持って生まれてきた人、あるいは障害を持つことになった人に、責任はありません。だから障害をもって生きることが大変である社会から大変でない社会に変えていくということに、社会の一人ひとりが取り組むべきだと考えています。

話題代わってロッソ熊本はきょうも勝ってKyuリーグ12連勝。1-0の辛勝パターンが4試合連続と、得点力不足が目下の懸念材料ですけれども。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/23

手話通訳「参院も手配を」

渋谷で働く社長の離婚のニュースに思わず目が行きましたが、きょうの朝日新聞で目が離せなかったのが、タイトルの記事。参院では聴覚障害者が傍聴する際に手話通訳者を手配してくれないのだそうです。そんな中で26日から障害者自立支援法案の審議が参院厚生労働委員会で始まろうとしています。当事者の傍聴が保証されていない場で審議する法案、国会のあり方って何なんでしょうかね?

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2005/07/22

途中ですが・・・津田講義が面白い

 熊本学園大学の水俣学講義[第2集]を読んでいる途中です。疫学の専門家、津田敏秀氏の講義がなかなかリキが入っていて読み応えがあります。講義の演題は「水俣病における食品衛生にかかわる問題」。
 水俣病事件を食中毒事件と位置付け無作為の行政の責任を問うている彼は言います。「私は、どこにも逃げも隠れもいたしません。私はだれの挑戦でも受けます。いつでも私は、公開の場で論争させていただきます。だれでも出てきなさい。私はだれの挑戦でも受けて立ちます」。
 実際、講義録では、津田氏の講義の最中に会場からの批判的発言も飛び出し、それに呼応する形でますます熱をおびて進められる様子が記録されています。それはもう格闘という感じですね。
 
 8月8日に同大学の水俣病現地研究センターがオープンします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/18

障害者政策とスポーツ

 16日に法務省の「社会を明るくする運動」にちなんだ地元の保護司会主催の少年サッカー教室を取材しました。中学生の健全育成を目的とした活動の一環で、それ自体はたいへんいい試みだと思います。
 ですが、かねてから関心のある水俣病事件に加え、最近の障害者自立支援法成立を目指す政府の動きを見ると、国が障害者をどう扱ってきたか? スポーツをどのように利用してきたか? といった問題に対して、歴史を振り返えってみる必要がありそうです。権力者というものは、どういう誘惑に駆られやすいか・・・?
 いつも巡回している「だちょう」さんのブログで、戦前の厚生省の成り立ちと障害者政策についての考察のエントリーがありましたが、たいへん参考になります。(加えて、障害者自立支援法案の衆院可決をめぐるブログの反応のまとめについては、危機感を抱く人たちの多さに勇気づけられました。同法案の成立阻止については、真剣に対応しているプロの政治家も数少ないながらいます。)
 厚生省発足の最大の眼目が体力局創設にあったのは、初めて知りました。詳しくは上記ブログで触れありますが、国が健康を強制するときは裏を警戒しないといけないなと思います。第一、考えない人間はスポーツをやっても強くならないわけで、都合のいい国民の“健全育成”というのはないのですが。

 水俣病については、けさの朝日新聞が珍しく1面を割いて取り上げていました。船橋洋一氏による「不知火海 もやいの船出」。一読後の感想。なんかオブラート過ぎる感じ。取り上げることは悪くないんですが。

 分野はずれますが、最近の新聞紙面で読ませたのは、日本経済新聞の「美の美」の「戦争を描く 1」(7月10日)と「戦争を描く 2」(7月17日)。問題を抉り出すには、芸術の力も大切です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/15

『水俣学講義』[第2集]

 原田正純編著『水俣学講義』[第2集]が日本評論社より出ました。昨日買い求めたばっかりなのでまだ読み通していませんが、地元の熊本学園大学というところで開かれている外部講師を招いての連続講座の記録第2弾です。
 終わったように思われていながら、実はまだ終わっていない問題を考えることが、実学という気がします。水俣病事件を掘り起こせば、産官学のみならず地域の問題も見えてきます。大学という場で学ぶべきこと、考えるべきこととは、世間一般では振り返られない歴史的なこととか、問題がすぐれて横断的なことのように思います。
 自身の経験で言っても法律なんかのことが本当に身についたのは、社会人になってからですもんね。法律の専門書を大学で読んでもピンときませんでしたが、仕事のかかわりの中でだと、まさに使えるようになってきます。割と道具的な学問は実体験がないと、文字通り使い物にならないというか・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/13

天下の悪法、衆院委可決

どんなヤツがどのツラさげて賛成したのか、しっかり覚えておくことにします。衆院厚生労働委員会委員名簿(衆議院HPより)。

障害者自立支援法案、衆院委で可決
 身体、知的、精神の各障害でばらばらだった支援策を一元化し、利用者に自己負担を導入する新法、障害者自立支援法案が衆院の厚生労働委員会で可決されました。
 傍聴席には多数の障害者が詰めかけ、野次が飛びかう中、法案は自民・公明の与党の賛成多数で可決されました。
 障害者自立支援法は、障害別だった支援策を一元化して、公平なサービスを目指す一方で、利用者はサービスの1割を自己負担し、食費などは実費負担、医療費も低所得者は原則1割、課税世帯は3割負担になります。
 負担を新たに求めることなどから、多くの障害者から不安の声が出ていて、法案の採決後、共同声明を発表した障害者団体の代表者らは、「十分な議論のないまま強行採決されたことに失望と憤りを感じる」と述べました。
 法案は衆院本会議を通過し、来週にも参院へ送られます。(TBS News i 7月13日22:00)

| | コメント (1) | トラックバック (2)

2005/07/11

康夫ちゃん発案の木製ガードレール

 信州の田中知事発案による「木製ガードレール」というものがあるのを知りました。康夫ちゃんに対する好き嫌いがあるからでしょうか。まだ全国的には知られていないようですが、なかなかいい発想だと思います。木製とはいっても耐久性はありますし、景観を壊さず、全国に5社しかない鉄製ガードレール業者だけに地方のカネを回さずに済みます。
 康夫ちゃんはこういっています。「まず行動ありき。『これをやりたい』というパッション、組織の自己防衛や自己満足でなく皆の為というミッション。そして、まずアクション」。ご本人は「おばさん的発想」といってますが、なかなかしたたかなリーダーです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/07/08

ホワイトバンドプロジェクト

 いつもコメントを寄せてくださる「さくら」サマから、ホワイトバンドプロジェクトというムーブメントがあることを教えてもらいました。その公式ブログはココログで展開されているのも知りませんでしたし、ブラビや中田英が賛同しているCMがあることも知りませんでした。ただ、地元の方のブログで取り上げられていたので、広がりつつある動きなんだなと思いました。
 こうした社会運動に著名人がかかわることについていろんな意見があると思いますが、基本的に個人の信条によってかかわることは歓迎です。その著名性を意識して活用することはけっしてやましい行為ではないと考えます。人を救いたいという気持ちが湧いても重要なのは行動です。人を動かす、お金を動かすには、動機付けや広報が重要となります。著名人の言動の影響力はやはり強いです。
 いま問題になっている障害者自立支援法案阻止にも立ち上がってくれる著名人が出てくれればいいのですが…。
ほっとけない 世界のまずしさ

| | コメント (2) | トラックバック (3)

2005/07/04

障害者“自立支援”法の虚

 ジョージ・オーウェルの『1984年』に出てくる二重思考の社会にいるんじゃないかと見まごう法案の審議が進んでいます。その名は、障害者自立支援法。しかし、「自立支援」というキレイな言葉とは裏腹に、「障害者を抱える家庭は死ね!」といわんばかりのかなりヒドイ内容です。厚労官僚どもは社会福祉の使命感など微塵も持ち合わせていないのがよくわかります。
 「だちょう」さんのブログで詳しく取り上げていますので、ご覧になってみればいかがでしょうか?
■障害者自立支援法案の審議(7月1日)定率負担の重さについて~率直にいってやっぱり重い その2
厚生労働省は厚生年金施設を売り払うために独立行政法人に300億円を出す一方で、小児の育成医療を撤廃して浮かせる公費負担は年12億円。
■障害者自立支援法案の審議(7月1日)定率負担の重さについて~率直にいってやっぱり重い
このまま行くと、来年1月から、これまでは障害者が授産施設で働くと月1万円の収入があったものが、逆に施設の利用料や食費負担で2万円払え、つまり厚生労働省がいう自立は差し引き1万円の自己負担をすること、というのが、同省の出す資料にもあるようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/15

戦争を伝える、事件を伝える

 「+ 駝 _ 鳥 +」さんと「田口ランディのアメーバ的日常」さんのブログで青山学院高等部の入試問題の「ひめゆり学徒体験談は退屈」報道をめぐってのエントリーがたっているのに関心を覚えました。報道だけからの印象では、不適切な設問と語り部への冒涜がクローズアップされてしまっています。たしかにそう受け取られかねないリスクを犯した出題者ならびに学校当局者の想像力の欠如には救いようのなさを感じます。あえて出題者の意図を救い上げるとするならば、伝え方の相当性を問いたかったのだろうと思います。ですが、「退屈」という言葉が直裁に証言者へ伝われば、当事者が悲しまれるのは目に見えています。そこが想像力の欠如、出題者自らも外部へ「問題を伝えること」の相当性において落ち度があったことは否めません。それでいけば報道の伝え方の相当性も、という思いもありますが・・・。
 ただ重要なことは、戦争を語り継ぐこと。この行為自体が否定的に捉えられていないのであれば、リークする必要のないニュースだったように感じます。中にはあった歴史さえないと公言する輩さえいるのですから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/19

チッソ水俣病関西訴訟の22年

水俣病センター相思社からの案内を転載します。(これって手抜きエントリー!?)

「水俣病はいま チッソ水俣病関西訴訟の22年」

北河内平和人権センター 主催

■2005年 6月 1日(水)
■門真ルミエール・小ホール
(京阪古川橋駅下車 徒歩 7分)
■午後5時45分開場 6時開演 ~ 8時15分終演

講  演

▼関西訴訟弁護団長 松本 健男 弁護士
水俣病事件の歴史と、関西訴訟の経緯
▼永嶋 里枝 弁護士
水俣病問題をめぐる現在の状況
▼関西訴訟団団長 川上 敏行 さん
水俣病患者として伝えたいこと

(ビデオ上映もあり)

最高裁で勝訴!!「国・県の行政責任を認める」
水俣病の被害が広がった、不知火海沿岸の漁民など生活が成り立たなくなった多くの人たちが仕事を求めてふるさとを離れ、関西にもたくさんの人たちがやって来ました。就職や結婚、病院でも差別を受け、水俣出身であることも隠し続けてきた患者達は「チッソ水俣病関西患者の会」を結成し、1982年10月に国・熊本県・チッソを相手に「水俣病関西訴訟」を起こしました。
全国の患者団体が「政治決着」を受け入れ和解した中で、唯一関西訴訟団だけがあくまでも国・県の責任と謝罪を求めて裁判を続けました。ついに、2004年10月15日最高裁判所は、国・県の行政責任を認める画期的な判決を下しました。
提訴以来22年の長く苦しいたたかいでした。
しかし、判決後も国は水俣病の認定基準を変えることもなく、明確な謝罪すら拒否し続けています。患者達のたたかいは今も続いています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/17

渡辺京二を読み直してみようーと

 15日のエントリーで無理やり引っ張り出した感のある、渡辺京二氏の著書。改めて読み直してみようと考えています。氏の著書にあったいろんなタームが頭の隅っこに引っかかっていて、それを手がかりに考えてみたい問題が随分とあります。
 ブログのおかげで優れた考察に出会うのですが、「この視点はあのときの・・・」というフラッシュバックが最近よくあるのです。過去の本がデジタル化されてないだけで、つまり手軽に引用できないだけで、埋もれて命を失いつつある思想が多いのではないかという思いもあります。でもブログのおかげでここ20年ばかり眠っていた思索の楽しさも自分の脳内に呼び覚まされた気がしてます。特に「Arisan」には感謝。
 「渡辺京二」で検索かけたらある国会議員秘書氏のブログで取り上げられていました。無性にうれしく思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/16

ゆふいん文化・記録映画祭

su ツバメが巣をかけました。しかし、飛ぶ姿をカメラに収めるのが難しいこと。 さて、さて、相思社から以下の案内を受けました。記録映画監督の土本典昭特集が上映されるそうです。
 

湯布院の中谷健太郎氏(亀の井別荘オーナー)より、ゆふいん文化・記録映画祭のお知らせを依頼され、みなさまにお伝えするしだいです。中谷氏は湯布院の魅力は、周辺の山々とその中を流れる川を背景とした何気ない農村風景にあると語っています。また日出生台演習場の反対闘争に取り組まれてきました。そして水俣にもまなざしを向けてきた人です。

 湯布院では地域の独自文化創造として、映画祭に取り組んできました。水俣の記録映画を取り上げることは長い間の念願でしたが、今年やっと土本典昭監督特集を行うことになりました。水俣病センター相思社スタッフは、ちょうどその日が理事会で行くことができないのですが、ご都合のつかれる方はどうぞ土本さんの応援に行かれてください。
 
場所:湯布院中央公民館ホール
日時:2005年5月29日
午前10時~11時36分 F
「ある機関助士」(37分)
「海とお月さまたち」(59分)
午後1時~3時33分 G
「不知火海」(153分)
午後4時30分~午後6時10分 H
「みなまた日記-甦える魂を訪ねて」(100分)
午後6時20分~7時50分
シンポジウム
午後8時~
花のお名残会(場所は乙丸公民館劇場・室内)

(料金はF、G、Hそれぞれ700円です。詳細は事務局までお問い合わせください)
よろしくお願いいたします。

第8回ゆふいん文化・記録映画祭事務局 0977-84-3398

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/14

有馬講演要旨

5/13に開かれた有馬澄夫氏の講演要旨を入手しましたので掲載します。報告者は主催者のF医師。
当日参加していませんので会場の雰囲気は判りませんが、少なくとも下記の1と2についてだけでも、人類に等しくしかも今日的な問題であるということが伝わります。

演題 メチル水銀汚染の現在-「水俣病」確認50年後の現実

1.水俣病が過去の問題そして水俣だけの問題ではなく、メチル水銀の慢性汚染が持続している現在、地球上に住む人類の問題であり、特に魚を食べ、外国の農薬まみれの農作物をたべている日本人には切実な問題である。

2.現在の最大の問題点である、母体内のメチル水銀の濃縮を考えると、胎児への影響が無視できない。

3. 水俣病の疫学に関しては、過去から現在にいたるまで世界に通用する研究は皆無にひとしい。日本の水銀規制値に関しても、大御所の学者と国の判断に全く進歩がみられない。日本「水俣病」研究は診断優先の「研究もどき」に終止し、世界の研究者の関心である「メチル水銀汚染の人体影響」を明らかにするという課題を果たさなかった。「詐病」と誤解されていた「運動の乖離」などが高次機能障害のためであること。現在行っている疫学調査のデータで、汚染地区住民に「高次機能障害」があきらかにあること。

4.50年たってもまだ混乱している水俣病事件の問題解決に対して提言はシンプル。一、被害者の特定。二、 被害補償。三、今後の医療対策。四、今後の福祉対策。五、不知火海汚染の人体・環境モニタリング。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/09

講座案内「メチル水銀汚染の現在」

 以下の「自主講座」の案内を講師から受けましたので、当ブログでもご案内してみます。まったくの余談ですが、会場の菊陽町図書館は国内随一の少女雑誌コレクションを有する施設として有名なのだそうです。

メチル水銀汚染に関する今日の問題―水俣病公式発見から50年―
 主催:NPO法人図書館をたのしむ会
 講師:有馬澄雄氏
 日時:2005年5月13日(金曜日)午後7時~8時30分
 会場:菊陽町図書館ホール(菊陽町原水1438-1)
 入場料:300円(会員100円)

 講師によると、講座で話す内容は、次のとおりだそうです。
メチル水銀汚染の現在-「水俣病」確認50年後の現実
1-1.環境中の水銀-身近な問題として
1-2.人体被害事件(メチル水銀中毒)
1-3.食品中のメチル水銀
2.母体内におけるメチル水銀の濃縮
3.私どもの疫学調査
4.水俣病問題に関する5つの提言

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/03

さすが感狂大臣

水俣病49年にあたる5月1日に行われた、小池環境相が出席した水俣病犠牲者慰霊式や同大臣と患者との面談の模様が、翌2日のローカルTV局ニュースで報じられていました。その小池大臣、テレビで見ただけの印象ですが、環境省の役人にも言える言葉を棒読みしに出向いただけという感じでした。当日は雨だったので雨天用の日程を掲げておきますが、ご覧のとおりわずか20分程度の患者との面会を数件こなしただけで、何が理解できたのか? まさにこちらの理解を超えています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/04/30

メーデーと水俣病慰霊式

begonia もう15年以上前になりますが、GW中に旧ソ連当時のモスクワ、レニングラード(現サンクトペテルブルク)、キエフを旅行したことがあります。その季節の当地は、夕暮れも遅く、マロニエなど花が咲き乱れ、メーデーや対独戦勝記念日の飾り付けで都市全体が華やいでいた思い出があります。(写真は近隣の園芸農場のベゴニア)
 さて、そのメーデーですが、日本ではすっかり厄介者になっているようです。昨日、連合系団体の中央メーデーが開催されたというニュースを知り、たいへん驚きました。たしかにGWの中日での動員は難しいからの措置でしょうが、その日に行う意味が変わってくるのではないでしょうか。“在宅メーデー”とか“ネットでメーデー”みたいなのをいっそのことやってみてはと思いました。引用文はNIKKEI NETより。

連合系メーデー、25都県で開催・「平和」「核廃絶」訴え  連合系の第76回メーデーが29日、25都県の中央会場で開かれ、主催者発表で約18万人が参加した。戦後60年で核拡散防止条約(NPT)再検討会議の年に当たる今年は「平和」「核廃絶」を前面に掲げ、政治色が強まった。 笹森清会長は「今、強者と弱者の二極化が広がっている。連合は弱者の代表として、少しでも問題を解決していきたい。平和は労働運動の原点。世界平和のため、いかなる戦争も認めません」とあいさつ。尼崎JR脱線事故にも触れ「世界に誇る安全神話が崩れた。企業は利益よりも徹底的に安全を追求すべきだ」と語った。

 もう一つ、5月1日といえば、例年「水俣病犠牲者慰霊式」が水俣市で開かれています。今年は小池環境相も出席するそうですが、20分だけ訪れる胎児性・小児性患者のための通所授産施設「ほっとはうす」で何を感じてくれるでしょうか?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/04/11

日中ネタその2 環境&人権

05041013090190
 花見&新歓ムードも終わり、いよいよこの月曜から新年度も本格実働という感じですかね。写真は近くの「フラワーフェスタ」の花文字、たいへんな賑わいでした。
 さて、前回触れた日中関係。私は同地に1回しか行ったことがありませんが、彼らがいつも反日・嫌日かというと、そうではないと思います。日本人と同じく、大半の国民は身の回りの生活のことにしか関心がないのではないでしょうか? 北京、上海、その他いずこも、人、人、人の波の国というのが強い印象です。彼ら中国人同士でいかに伍して生きていくかがたいへんだろうと思うのです。現実に貧富の差がずいぶん広がってきています。日本人が年金等で将来に不安を覚えるのと同じく、彼らも外国のことより国内の役人や制度のありようにまず関心や不満があるのではと考えます。ただ、権力は弾圧を行うものと歴史的に知っている彼らはあまり自国のことを悪くはいわないでしょう。
 日本人が中国人の友人たらんとすれば、日本にも大きな影響をもたらすと考えられかつ中国人にとっても不満だが口に出せなかった分野に、手を差し伸べることではないかと思います。すぐに考え及ぶのは、環境と人権の問題です。現在、高度経済成長路線を走っている歪みとして相当無茶な環境汚染が起こっているとみられています。いろんな排出物に含まれる水銀だけでも水俣の比ではありません。魚の消費量の多い日本にとってはただならぬ脅威です。人権弾圧でいえば、法輪功メンバーに対しての中国政府の攻撃は執拗です。在日中国大使館のサイトを見ると、邪教集団として口汚くののしっています。在日メンバーには留学生など知識人も多いのですが、在留期限が切れた人たちが帰国後の弾圧を恐れて地下に潜ってしまい、かえって不法残留を拡大させる懸念もあります。
 だから、お互いに表層の挑発に乗らず、君子然とした友人として相手の懐を読め、といいたいのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/04/08

「感狂」省の水俣病新対策

 新学期が始まって更新が滞ってしまっていたところへ、昨日、環境省の水俣病新対策のニュースが飛び込んできました。私としては見過ごせないので、こうして朝からPCに向かうことにします。まだ、精査はしてないのですが、根本的に関西訴訟最高裁判決時のスタンスと変わりないことが見え隠れします。
 きわめて単純なことですが、なぜ認定患者と「救済」対象となる未認定患者の区別があるのでしょうか? 「患者とは認めないけど、医療費を負担してやっているんだから、お上に文句いうな」と言わんばかり。まさに感覚が狂っている役所としかいえません。
 さらに今度発足する環境大臣の私的諮問機関の委員構成(患者代表が一人もいない!)や情報発信の役割についても疑問符がつきます。このことをもってしても「経験と教訓を伝える」など軽軽しく言うなという感じです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/03/04

内なる“小ツツミ”への自戒

05030416060161 丸山先生の最終講義を聴講してきた。かれこれ20年前から間近でお話を伺う機会を得てきたが、熊大の教室で聴くのはなんと最初で最後。なんか勝手が違った。そういえばだいたいが夜飲みながらだったからか? ともかくお疲れ様でした。

 講義のテーマは「水俣病事件と地域社会」。被害者救済の遅れ、患者に対する差別や抑圧に地域社会の態様が大きくかかわっていたことを解き明かしてみせてくれた。曰く、チッソの企業活動をコントロールできる社会的勢力が(企業城下町ゆえに)地域社会には存在しなくなり、チッソによる「環境・公共空間の私物化」が進行した・・・。

 “私物化”というキーワードでまず思い浮かべたのが、連日お騒がせのJOC元会長・ツツミ氏だ(スポーツネタでも斬りたい! のだが、きょうはガマン)。まさにセーブが効かなくなると、あそこまで電車道で転落するという典型だ。冗談はさておき、被害者家族の緒方正人さんが「チッソは私であった」という表現もされているように、勝ち組礼賛社会に潜む“小(プチ)ツツミ”にヤバさを感じる。自戒、自戒・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/01

3月4日に丸山熊大教授の最終講義

 熊本大学文学部の丸山定巳教授が3月末に退官する。地域社会学の視点で長年水俣病事件を研究、そして支援に尽力されてきた。その丸山教授の最終講義が3月4日14:30-16:00、熊大文学部A-1教室(2F大教室)において行われる。演題は「水俣病事件と地域社会」。まだ終わっていない水俣病の研究者が熊大からまた去っていくのがさびしい。テルセキも最終講義には駆けつけます。

 一方、3月1日付けで地元紙・熊本日日新聞の編集局長に高峰武氏が就いた。同氏は昨年日本評論社から出た原田正純氏(熊本学園大学教授)編の「水俣学講義」にも講師として登場している地元マスコミ界における水俣病事件ウォッチャーのエース。どう紙面づくりに思いを反映してくれるのか手腕が期待されるところ。個人的にも4年前、テルセキが転職したときの門出を祝う(?)飲み会発起人をかってでていただいた方、すごく応援してます。

 COWTV高橋さん、コメントありがとうございます! テルセキもここニフティとの付き合いは早や11年になりますが、なんせブログはスタートして半月足らず。活用方法含めていろいろ教えてください。トラックバックの練習台に使っていただいても結構ですヨ。(実はテルセキがトラックバックをマスターしていない!?)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/02/20

馬熊さん、コメントありがとうございます

05022017520157
馬熊さん、「水俣病50年」へのコメントありがとうございます。 ここでいきなり訂正とお詫びです。50年となるのは来年(2006年)です。最初、今年と間違って書いていたので、本日修正しました。

ちょうど、きょうは水俣へ行ってきました。初めて九州新幹線「つばめ」に乗りました。水俣病50年ということで国・県・市も何かしなければと予算を組む準備を始めてはいるようですが、関西訴訟最高裁判決を受けてすっかり思考停止のようです。相思社だけでも「伝える」「変える」ことをやろうと話してきたところです。

ジャンルはまったく異なりますが、車中で読んだ「世界」(2005年3月号)掲載の北海道新聞記者・佐藤一氏の「警察といかに向き合うか」はメディアとジャーナリストの実情を知り、責務を考える上で読み応えがありました。やはり同誌・号の島本慈子氏の連載「戦争で死ぬ、ということ」も歴史に埋もれたひとつひとつの命を取り出して考えることの重みを感じさせてくれます。

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2005/02/16

水俣病50年

来年5月1日、水俣病が公式発見されて50年を迎えます。昨年、関西訴訟最高裁判決が出て、少しニュースになりましたが、すでに終わったこととして関心が薄まっているように思えます。何が今問題なのかは、同訴訟団のホームページに弁護士さんが書かれた論文がありますので、参考にされてください。コンパクトにまとまっていると思います。
弁護団の永嶋里枝弁護士の「国・熊本県は、最高裁判決の意義を認め、今度こそ、水俣病問題の抜本的な見直しを」http://www1.odn.ne.jp/~aah07310/index-j.html
先日(2/5)、熊本大学で水俣病事件を考えるシンポジウムが開かれましたが、浮き彫りになったのは、医学的にもまだ解明されていないことが多いこと、患者間や地域間でも被害・加害に対する考えが異なることが明らかにされました。一口に「水俣病を伝える」といっても簡単にいかない現実があります。それでも伝えていこう、特に若い世代へという思いがずっと事件を見つめてきた人たちの中にあります。
小さなウソより大きなウソに人は騙されやすいように、小さな殺人事件より大きな殺人事件(その最たるものは戦争ですが・・・)はその本質を見誤らせることが多いように思えます。水俣病を例にとると、加害者のチッソは企業城下町・水俣の政治経済の権力者として君臨してきた訳で、被害者である患者が異を唱えることは敵視されてきた歴史があります。国や県も被害を食い止める機会はいくらでもあったのに、むしろ被害の拡大に手を貸す殺人共犯者でしかなかったことは事実です。
水俣病事件を知ることは、これら権力者連中(司法も含めて)のやり口を知ることでもあり、語弊はありますが非常にエキサイティングです。なによりも生きることを阻害させられた患者たち(今も胎児性の患者を含めて多くの被害者が生きています)が、そのことに本能的に気づき生き抜き闘い続けていることに共感を覚えます。


| | コメント (1) | トラックバック (0)