阿修羅展の入場待ち


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湯浅 誠: 反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)
排除のしくみ、貧困ビジネスのありようを、現場から伝えている。そして、どう作り変えていかなければならないかを、広く考えている。こういう著者のような人材に政治参加してもらいたい。 (★★★★★)
島本 慈子: ルポ 労働と戦争―この国のいまと未来 (岩波新書)
この著者の仕事は、今の社会の風潮の中でたいへん貴重だ。数少ない信頼おけるルポライターである。同じく岩波新書から出ている『戦争で死ぬ、ということ』は、世界の子どもたちが読んでいい良書だ。 (★★★★★)
松井孝典著: 地球システムの崩壊 (新潮選書)
地球の一生、太陽系の一生、宇宙の一生を見ていくと、なんとも人の一生ははかないものだと思うが、一人ひとりにとっては、かけがいがないもので、それぞれに重い。地球の行く着くところは察しはついてるといっても、やはり後世への責任は果たさなくてはなるまい。ともかく、もっと地球のことを理解してもいいんじゃないかな。 (★★★★★)
山室信一著: 憲法9条の思想水脈 (朝日選書823)
非戦思想は敗戦・厭戦から生まれたのではなく、人間社会はどうあるべきかという観点から日本においても日清・日露戦争以前からあった事実を丹念に追っている。 (★★★★★)
斎藤貴男著: ルポ改憲潮流
憲法の中身を論じることは大いに結構。だけど、立憲主義を省みない思考や米国にへつらう流れに乗った連中が唱える改憲は、日本の進歩を止めることにしかならない気がする。 (★★★★★)
田中 優 著: 戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方
値段の割に本がコンパクトなので手にとっただけでは物足りないかもしれません。でも読後は質の高い国際政治の教科書だと思えるでしょう。 (★★★★★)
山室信一著: 日露戦争の世紀
日露戦争に見る日本人の国際観の成り立ちが面白い。中国に対する大国の覇権争いの歴史も現代に共通するものを感じます。 (★★★★★)
宮本輝著: 花の回廊―流転の海第五部
主人公の松坂熊吾の父親としての生き方、事業家としてのたくましさには、いつも勇気をもらう。著者が日教組嫌いなのはわかるが、そこらへんを無理にストーリーに織り込もうとするのはいつも頑なで鼻につく。 (★★★★)
熊沢誠著: 格差社会ニッポンで働くということ―雇用と労働のゆくえをみつめて
労働現場の実態をまず知らないと何が問題で、何を是正しないと、いけないかが見えてこない。社会不安、将来不安を解消するためには、どのような政策を優先すべきなのか。本書を読むにつけ、政策立案者たちはそうした現実を理解しているのかと、そちらの方が不安になる。労働現場の課題を分析し伝えるべき学問や報道の使命も大きいと思った。 (★★★★)
吉本隆明著: 真贋
戦争のあった時代に青春時代を過ごした人の話は聞いておくべきである。それと社会の仕組みを知るには、会社勤めをした経験のある人の話が信頼性が高い。そんなことを思いながら読み進んだ。
(★★★★)
斎藤貴男著: みんなで一緒に「貧しく」なろう
書名が中身を誤解させるようで惜しい。外交力の欠如、エリートと勘違いしている世襲政治家の無能、市場原理に身をゆだねることしか知らない経営者、教師を監視する教育行政の混迷・・・。こんな奴らに舵取りは任せられない! (★★★★)
森岡孝二著: 働きすぎの時代
卒業生を過重労働の現場に送り出すことへの大学教員としての苦悩から執筆したとある。こういう良心的な人物自身が働きすぎなのは皮肉だとしても、どういうライフスタイル(労働時間)が自分にとって幸せか振り返えさせる。 (★★★★)
有元健・小笠原博毅編: サッカーの詩学と政治学
サッカーを語るということは、否応なしに自分の帰属感やアイデンティティーを表明することになるんだなあ、と気づかせてくれます。 (★★★★)
杉原 志啓著: 音楽幸福論
日本政治思想史学者として音楽評論家としてそれぞれに優れた業績を持つ杉原志啓氏の本。アランの『幸福論』の言葉を借りながら歌の名作の中にある幸福のかたちを味あわせてくれます。管理人とは大学の同窓という間柄。 (★★★★)
栗原 彬: 「存在の現れ」の政治
副題は、水俣病という思想。著者は水俣フォーラム代表。管理人が学生時代、著者の講義に出入りしていて、かかわるきっかけとなりました。 (★★★)
ロナルド・ドーア著 石塚 雅彦訳: 働くということ
市場個人主義の雇用、報酬制度の下に働く人たちも市場個人主義思考に侵されていないだろうか。それを救うには富裕層の良心に頼るしかないのか。 (★★★)
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