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2008/06/15

アンジェイ・ワイダ

日頃テレビ番組のほとんどは見るに値しないと思っている。そんなことで見ないのだが、NHKのETV特集の「アンジェイ・ワイダ」は、たまたま番組表で発見し、90分視聴することができた。
ポーランドの著名な映画監督の名前を知ったのは、1980年頃。連帯の活動やその弾圧で戒厳令が敷かれた当時に、代表作の「灰とダイヤモンド」や「大理石の男」を池袋の文芸坐で見た覚えがある。
しかし、それらの映画が世に出た裏で何があったのかについては、この番組で初めて知った。最新作「カティン」を撮るまでの歴史の流れと監督自身の結びつきなど、カティンの森事件は知っていてもそれは知らなかった。それにしても事件が起きたのが1940年、映画完成が2007年。実に監督の思いを実現するまでに70年近くを要したわけだ。ひとつの思いを形にするのに70年、その間の政治情勢の変化もあったにせよ、それ自体が大きなドラマだ。
それと、自由が制約された状況の中で、沈黙で真実を語ったり、言葉ではなく映像で表現したいことを伝えたりという、否応ない駆け引きにも監督の思いの深さ、信念の固さを感じた。ブレない人の凄さに感銘を受けた。

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