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2007/12/31

佐藤優著『国家論』

今年最後に読む本(あるいは時間からして2008年の最初に読んだ本になるかもしれない)は、どうやら佐藤優著『国家論』(NHKブックス、1100円+税、2007年)になりそうである。昨日買ってきょうから読み始めたところだが、なかなか面白い。この著者の文章はこれまで雑誌やネットでしか読んだことがなかったが、キリスト教の神学を修めた人は、こういう歴史の見方を知っているのだなという点が第一の収穫。その視点に立ってここ200年ばかりの政治思想史・社会思想史を振り返ると別の見方ができるのだなと得心した。
国家は暴走するものというのは、氏自身の体験でも実感していると思われるが、神学がそうであったようにどのような思想が主流をなすかというと、歴史が示すように必ずしも知的水準が高い思想ではない。だいたいが時の権力に都合のよい(=権力の延命・自己保存に適した)思想しか残らない。まずそのことを知ることだけで意味がある。しかし、そのことに気づく層がどれほどいるのか。現在の格差社会にはそういう絶望感もある気がする。

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