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2007/08/14

夏休みに読んだ本

Hananokairou宮本輝著『花の回廊 流転の海第五部』(新潮社、2007年、2100円)
主人公の松坂熊吾の父親としての生き方、事業家としてのたくましさには、いつも勇気をもらう。著者が日教組嫌いなのはわかるが、そこらへんを無理にストーリーに織り込もうとするのはいつも頑なで鼻につく。

Shingan吉本隆明著『真贋』(講談社インターナショナル、2007年、1680円)
戦争のあった時代に青春時代を過ごした人の話は聞いておくべきである。それと社会の仕組みを知るには、会社勤めをした経験のある人の話が信頼性が高い。そんなことを思いながら読み進んだ。
「どうも人間というのは、なかなか向上しない、立派になりにくい宿命を背負った存在ではないかと思うことがあります」(P.231)
「いいことをいいと言ったところで無駄だということです。それは歴史が何回も証明してきました。いいか悪いかではなく、考え方の筋道を深く追わなければ、問題の本質が見えてきません」(P.232)


Sensou大岡昇平著『戦争』(岩波現代文庫、2007年、1050円)
約40年前に出版された口述集である。著者自身の経歴をなぞりながら、文学との出会いや戦争体験を語っている。そのものの見方は今でも通用する。

Kinnyuunpo藤井良広著『金融NPO』(岩波新書、2007年、819円)
非営利のバンクについて実例を多数紹介している。仕事としてもおもしろいと思った。

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