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2007/04/01

映画「善き人のためのソナタ」を観た

 人の心が変わる、ってことは何か人が信じられる温かさがある。一方で、それが抑圧的な体制下であればなおさら困難な中で、自らの信念を曲げずに闘う、ってことにも自分らのような凡人は惹かれる。
 静かで、それでいてドキドキするいい映画だった。特に監視対象の女性の前に当局者の男性が素顔を晒して言葉を掛けてしまうあたり。フランス映画の「仕立て屋の恋」に描かれた男性の一途な気持ちを思い浮かべてしまった。
 舞台が東ドイツだけに国民車「トラバント」(愛称「トラビ」)がよく映画に登場したのもなつかしかった。93年頃に旧東ベルリンを訪れたときにホテルの前に廃車同然のトラビが停まっていて、ずいぶんと小さい車だなと驚いたことがあった。ついでにいうと、検問所跡の資料館には境界を突破するために使用された鉄板を張り巡らして防護したトラビが展示してある。一種の特攻であるわけで、事情を知らなければ滑稽な遺物に見えるが、まだついこないだの歴史だ。
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