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2006/12/10

富裕層を相手にする仕事とそうでない仕事

きょうの日経の記事で興味深いデータが載っていた。
1.読書面・今を読み解く欄より
5億円以上の純金融資産保有者が約6万世帯、1億円以上・5億円未満が約72万世帯存在している。一方で、日銀統計によると貯蓄ゼロの世帯が全国民のうち約23%いる。金融機関は富裕層に注目して、資金をそれらの人から獲得しようと、血眼になっている。
2.家計面・米国FP最新事情下欄より
米国で貯蓄を含む金融資産は少ない。リタイアが近い55歳以上でも2万5千ドル(約290万円)未満という人が42%もいる。10年の経験を積んだFPの平均年収は約19万ドル。これは全米の職業従事者の平均年収の5倍以上だ。ある雑誌では5年前から毎年魅力的な職業ランキングの10位以内にFPがランクインしている。米国ではFPブームを背景に約80の資格が乱立し、約30万人がFPを名乗っている。日本ではFP業を定めた法律はないので、FPを名乗るのは自由。

要するに富裕層を相手にしたビジネスは儲かるということに他ならない。逆に言えば非富裕層を相手にするビジネスは旨味がない、将来性がないということだ。私自身は、就職先として金融機関を考えたことはないし、まして他人の資産活用を考えてやる下世話なFPなんぞ微塵も興味はないが、現実は現実だ。

そこで思い出したのが、先に読んだ内山節氏の著書。つまり資本主義が進めば資産格差が広がることは避けようがない。資本主義それ自体は破滅に向かうシステムである。しかし、人々の(賃金が安くても誇りが持てる仕事に携わるとかの)労働倫理や格差是正の政策が、資本主義を修正し、結果として延命させている。

ちなみに資本主義なるシステムが生まれてきたのは、産業革命以後の話。せいぜい200年足らずのことだが、
なんとも空恐ろしい時代に入ってきたものである。このまま進んでいったらどんなに荒れた社会になるのか。

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