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2006/02/23

事後に通用する物の考え方

花粉症の診察のため訪れた医院の待合室で手に取った『文藝春秋』2005年12月号に歴史家の塩野七海氏がたいへんいいことを書いていた。イタリア在住の氏の場合、日本語の新聞や雑誌などの報道に接するのは、たいてい事後しばらくしてからだそうだ。すると、事前の予測に基づく記事によって、その筆者の物の考え方、つまり力量が自ずとわかるという。つまり事後も通用するかどうかが、論者としての信頼性にかかわるというわけだ。
事後にも通用する物の考え方がしっかりしているかどうか、これは過去をどう捉えるか、あるいは歴史から何を学んだかによることが大きい。
してみると、歴史認識について歴史家の判断を待つとか言って、己の浅薄な考えを明らかにできない、首相候補とされている輩には、到底事後に通用する働きを期待するのはムリだろう。

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