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2006/01/10

踏み倒しのススメ

 借金苦の人たちが律儀に返済しようという思考と行動は、何なのだろうか? あげく乳児誘拐だの、保険金殺人という凶悪犯罪に走ってしまう心情。まずもって理解しがたい。
 一般にはやっぱりお金にルーズな人が借金をするんだろうが、他から掠め取ろうという予定金額が返済額相当であったり、犯行後に返済期限を控えていたというのを知ると、根底に変なキマジメさを覚えてしまう。どうして踏み倒さないのかな? 借金地獄に陥らずにこしたことはないが、詐欺ならいざしらず返せないから即刑法犯になることはない。むしろ取り立てる方がやり方次第では、刑法に問われることはある。だからそこまでして返そうとしてはいけないのだ。
 これだけ何でも商品化している世の中だから、お金がないってことはそんなに不安なのだろうか。確かにビジネスの現場では、契約の履行は詰まるところ債権債務関係が滞りなく完済されることであって、それを破ったものは激しく罵倒されるし、退場を余儀なくされる。だから、返せないならお金の世界から退場すればいいだけのことなのである。何も他人に危害を与えることなどない。
 だから、金融機関は返済を守らせるようなCMは流さずに、ムリなら返さなくていいから、刑法犯罪は起こさないよう呼びかけてほしいものである。その方がよほど安心できる。そもそも返せそうにない人には貸さないのだし、多少の回収リスクは織り込んで儲けているんだから。

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