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2005/10/08

最近の気になったニュース

朝日新聞2005.10.1 「太め」の顔 就職に不利 仏の研究者 ニセ履歴書で実証
・・・履歴書から写真を外すべきだという議論になっています。身体的特徴で採否を決めるのは違法というのは当然で、米国での履歴書に写真欄はなかったと思います。日本でも年齢要件撤廃は徐々に浸透しつつありますが、実際のところ職業能力よりは若さや見た目で選んでいるのが実情です。逆説的には年齢や外見も勤務成績に直結する職業能力という信仰が強いわけで・・・。
朝日新聞2005.10.5 「共謀罪」創設を提案 3度目
・・・犯罪行為を話し合っただけで罰せられる「共謀罪」の新設などを盛り込んだ組織的犯罪処罰法などの改正案(共謀罪・サイバー取り締まり法案)が4日、閣議決定され、国会に提出された。一口に言うと、これはフレームアップを画策する側にはきわめて有効な武器となりえる。たとえば、サイバー空間でなりすましで蹴落としたい奴を犯罪者に仕立て上げることができないか? 成立させようと思うなら、上記の可能性に対する覚悟があるのだろうか、と問いたい。
日本経済新聞「インタビュー 領空侵犯」2005.10.3 若者に強制ボランティアを 政治参加、まず「公」意識から 陸上選手 為末 大氏
・・・先の衆院選では応援演説をしたことでも話題を呼んだ侍ハードラーこと為末選手。日本人の政治意識の低さにじれったさを感じているようだ。彼はインタビューで「欧州のほとんどの国の人は徴兵制やボランティア制度のない国を少し軽蔑して見ています」と答えている。若者に政治参加を促すには公に従事している意識が必要と、強制ボランティア導入の勧めを説いている。まずもって強制とボランティア(自発)が両立しえないことは明らかで笑止である。反面、ヒトラーのような独裁者が現れたら気づけるように準備はしておかないと、とも言っている。彼の思いを好意的に捉えるなら、一つは国の進む方向を知っておけということなのだろう。そのためには公共とかかわりを持てということらしい。願わくば彼にもう一つ言ってもらいたかったのは、他国の歴史や国民意識も学べということである。かつて幾度も戦火を交えた欧州が統合へ向かい、国の壁を無くそうとしているのか、そうした政治思想の流れにも目を向けるべきではなかったかなと思う。
日本経済新聞「文化」2005.10.8 気鋭の国家論 冷戦後を問う 「暴力」「所有権」の視座から 世界変容、新たな概念模索
・・・「国家」とはそもそも何なのか。『国家とはなにか』を出した哲学者・萱野稔人氏、『暴力の哲学』の社会学者・酒井隆史氏、『国家と犠牲』の哲学者・高橋哲哉氏、『「資本」論』の社会倫理学者・稲葉振一郎氏の思想を取り上げている。国家という枠組みが変容しているにもかかわらず、国家という擬制を愛せなど、ともすれば国民に犠牲を強いる風潮が強まっている気がする。なぜ日本では国家という枠を強めようとしているのか? 地域を愛そうとか地域を守れということはないのに、なぜ愛国心や国防にやっきになる心性の勢力があるのか?

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 10月8日の日経新聞の文化欄では、気鋭(若手)の哲学者や倫理学者たちが「国家と [続きを読む]

受信: 2005/10/22 17:26

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