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2005/08/02

自民党改憲案の読み方

 8月2日の朝日新聞記事で目をひいたのは「自民党改憲案 3氏が読む」。桜井よしこ氏談、小熊英二氏寄稿、宮崎哲哉氏寄稿が載っていた。
 まず、桜井さんは、憲法に日本文化の薫りを入れろと注文をつけているが、あいまいな感じがする。たとえば、どのような天皇制が「日本の文化・文明の核」(同氏の表現)なのか、具体的に示してほしかった。翻訳調をこなれた和訳にしたいがためだけの改正賛成と勘ぐられかねない。
 次に小熊さん(1962年生)。歴史的にも自衛隊は米軍の補助兵力で米国の意向で創設されたものであり、改正の実現で海外で自衛隊が米軍の補助兵力として海外で戦闘参加の恐れがあると指摘する。さらに、憲法を国家の最高法規というよりも手前勝手な道徳論や文化論をぶちまけて国民に説教を垂れる場と、改正論者は勘違いしているのではと言及している。
 宮崎さん(1962年生)は、自民党が9条2項の削除に絞って1点突破で改正を現実化させようという目論見を見て取っていた。
 憲法論議といえば、どうしても武力と交戦権の保持が争点になっているが、この改憲案が現実化すれば、大手を振って集団的自衛権行使に突っ走れるわけなので、戦後、米軍を傭兵として使ってうまくやってきた日本が、これからは進んで自衛隊を米国の傭兵として差し出しましょう、それが国際貢献です、ということにやはりなりかねない。
 であれば、ノーブレス・オブリージ(noblesse oblige)の精神で、お国のために高齢者や国会議員が率先して「非戦闘地域」とされる戦地あたりに赴く責任と義務もしっかりと条項に盛り込むべきではなかろうか? 65歳以上だけで足りないようなら、私の世代を含む介護保険料支払い開始年齢の40歳以上に下げてやってもいい。年金問題改善にも寄与することであろう。願わくば自民党の安倍晋三や中川昭一なんかと同じ部隊だと面白そうだ。
 後世に不幸や負担を押し付けちゃいけませんぜ。

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