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2005/08/18

私たちのカネの加害性

預貯金や投資について一般の人が考えるといったら、どのように運用したら得かということしかないかと思います。そうして集められたマネーが世界でどう回ってどんな世の中を作っているのかを考えることはあまりないと思います。
先に紹介した田中優著『戦争をやめさせ・・・』では以下のような図表が出ていました。

貯蓄と実現する未来
   選択肢     資本の行方例   現象例     実現する未来例

   年金               → ダム、原発など → 環境破壊
  →簡易保険 → 財投機関 ―
個  郵便貯金            → ODA、IMF構造調整 → 人権侵害

  →銀行預金 → 短期国債 → アメリカ国債 → 戦争費用

人 →農協    → 農林中金 → 世界銀行債 → 農業の自由化

  →投資信託 → グローバル企業 → エンロン → カジノ経済化

こうしてみると、元々地方のカネの集まりが国家予算となって中央の公共工事をありがたがる皮肉(郵貯など)、アメリカの世界覇権を支えているのは日本国民という皮肉(銀行預金)、農家が農産物輸入自由化をもたらしているという皮肉(農協)などが見てとれる。何か別のカネの回し方をしないと、知らぬ間に加害者に加担していることがあるのだから空恐ろしい。
こうした構造に巻き込まれないベンチャーキャピタルを作って、平和と環境に寄与する事業に拠出してみたいものである。

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